免疫力とは、体に害をなすウイルスや細菌などに対抗する力のことを指します。
この免疫力は病気を未然に防ぐ働きをすると同時に、同じ病気にかかりにくくし、疲れにくい体質を作る働きもします。
免疫力とは健康を維持する大切な力です。また、体温と免疫力とは非常に密接に関係します。
免疫力は、血液中に存在する免疫細胞である白血球が体内を巡回し、異物を見つけると白血球が集まり、すばやく攻撃することで病気を防ぐ仕組みです。
このため、体温が下がると血管が収縮して血液の巡りが悪くなり、白血球がすばやく異物に対処できなくなるため、病気にかかりやすくなります。
体温が1度下がると、免疫力が30パーセント下がり、体温が1度上がると免疫力を5〜6倍に上げることができます。
このように体温と免疫力とは相関性が密接にあります。よって免疫力を上げるためには、運動や入浴に加えカラダを温める食べ物を積極的にとりましょう。
体温を温める食べ物としては、野菜類ではニンニク、ニラ、唐辛子など。肉類では羊肉、鹿肉、鶏肉。魚介類ではイワシ、サバ、エビ。
果物・ナッツ類では栗、桃、ザクロなどを挙げることができます。
これらの食べ物で体温を上げ、同時に規則正しい生活習慣も身につけ、免疫力を上げて健康を維持していきましょう。