白血球とは

白血球leukocyte

白血球とは?

白血球とは、生体防御の役割を担う免疫担当細胞のことです。

血液中に含まれるものや、骨髄系前駆細胞から分化するもの、好中球と幅広い細胞を指しています。

人体内に侵入してきた微生物や細菌、ウイルスなどを追い出す機能を担っており、白血球の量は免疫機能に大きく影響を及ぼします。

体内に侵入した異物が強固な場合、白血球を作り白血球数を増加させ、異物を退治する細胞です。しかも侵入してくる異物の特徴を記憶する、学習能力を持ちあわせています。

白血球が異物を退治している際には、人体は強い炎症を起こすため、発熱などの症状が表れます。発熱は白血球がもたらす防御システムで、発熱で体温を上昇させることで、ウイルスが増殖しにくい環境を作ります。

白血球の数値は人体にとって重要で、数値が下がることで様々な不安要素をもたらします。造血機能の低下や免疫力の低下、感染症を発症するリスクの向上、慢性骨髄性白血病などの可能性が考えられます。

白血球の数値はWBCで表記されていて、その日の体調によって左右するのが特徴です。また個人差もあるため、基準値範囲に相当しない場合も見られます。

一般的に3,500~9,800個/μlが、正常範囲とされているものの、妊娠時や月経期間、喫煙の有無によって変化します。妊娠中は白血球数か高い数値を示す傾向があり、状況に応じた対応が大切です。

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