リンパ球とは

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リンパ球lymphocytes

リンパ球とは?

リンパ球とは、白血球の一種であり、ナチュラルキラー細胞、T細胞、B細胞の3種が、その主なものとなります。

リンパ球は、免疫機構で重要な働きを司ります。ナチュラルキラー細胞(NK細胞)は、生まれつき腫瘍細胞やウイルス感染細胞を攻撃する性質があります。

T細胞やB細胞は、腫瘍細胞やウイルス感染細胞と遭遇することで、初めて敵を記憶し攻撃性を獲得します。T細胞は、骨髄で生まれ胸腺で成熟しますが、B細胞は、骨髄で生まれ骨髄で成熟します。

いずれのリンパ球も、リンパ系のリンパ液に含まれるものですが、リンパ管の一部は血管の静脈とつながっていますので、リンパ球は血液中にも含まれています。

リンパ液は、動脈の毛細血管から滲み出た黄色みを帯びた血漿です。この血漿は静脈の毛細血管に吸収されますが、一部がリンパ管の毛細管に吸収されます。

リンパ液の流れは、リンパ管にある逆流防止の弁と、近傍の筋肉の動きによる圧迫とによって、ゆっくりと流れるようになっています。

太いリンパ管に流れ込み、やがて血管の鎖骨下静脈に流れ、血液とリンパ液は混ざり合って心臓に戻ります。

このように、リンパ球は血液循環系とリンパ系との、2系統の流通路を循環することで、免疫の作用を全身に及ぼすようになっています。

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