単糖類とは糖質(炭水化物)を構成しているもので、これ以上分解できない最小単位の物質です。
主に、ブドウ糖や果糖、ガラクトースがあります。これらは料理に使う砂糖やお菓子類、ジュース類など、日常生活で食べているあらゆるものに含まれています。
単糖類は構成している分子が小さいため、簡単に腸から血管内に吸収されることが特徴です。そのため、すぐにエネルギー源として働いてくれます。仕事などで疲れた後に甘いものが欲しくなるのは、カラダがエネルギーを求めているからなのです。
しかしその体内への吸収の早さから、血糖値を急激に上昇させてしまいます。上昇してしまった血糖値はホルモン「インスリン」の大量分泌へと繋がり、体内で過剰となった糖質は脂肪へと変えられてしまいます。
エネルギー源として必要な分以上の単糖類を摂取することは、体脂肪を増やすことになり、結果として肥満や生活習慣病を引き起こすことになり得ます。とくに女性は美容やアンチエイジングの点から、糖類の取り過ぎに気を付けることが大切です。
単糖類は筋肉や脳、臓器のエネルギーとなるので、全く食べないで生活を送ることはまず不可能です。一度に大量の糖質を取ることを避け、食物繊維が多く含まれる野菜や大豆製品を一緒に食べるようにします。
単糖類はストレス解消やエネルギーの補充には必要なものですが、将来の自分のカラダのことを考えると、過剰摂取に気を付けて摂らないといけない成分です。