QOLはクオリティ・オブ・ライフの略で、「生活の質」または「人生の質」と訳されます。
物理的な豊かさに加え、「人間らしい生活」や「自分らしい人生」といった精神面をも含めた生活及び人生全体の豊かさを追求しようとする考え方です。
QOLは、ADL(日常生活動作)と対にして語られることも多い言葉で、介護や医療で使われてきました。
QOLで重視されるのは個人の幸福を追求するという考え方です。従来の医療は単に科学的に病気を治療するという考え方でしたが、近年では患者の意志や幸福を追求すべきだという考え方に変わってきています。
高齢者の医療や福祉、末期医療(ターミナルケア)の現場でQOLはたびたび議論されています。