紫外線とは

紫外線ultraviolet

紫外線とは?

紫外線は、UVとも呼ばれ、英語のUltravioletを略した呼び名です。太陽からの日差しは「紫外線、可視光線、紫外線、X線、ガンマ」と、波長の長さによって分けられています。 紫外線はこの中で可視光線とX線の間に位置します。

そして、紫外線も「UV-A・UV-B・UB-C」と、波長の長さによって分けられ、紫外線による人への影響はそれぞれ異なります。

「UV-A」は、急激な肌への影響はUV-Bより弱めですが、肌の奥の真皮まで到達し蓄積的なダメージを与えます。コラーゲンを変性させ肌のハリや弾力を失くし、シワやたるみなど光老化の要因となります。

一方、メラニンを生成して肌の色を黒く(即時黒化)し、紫外線から肌を守る役割もします。また、UV-Aは雲やガラスを通り室内でも影響を与えます。

「UV-B」は、肌ヘの影響が強くシミやソバカスの要因となる紫外線です。肌の表面にダメージを与え、短時間で肌が赤く炎症を起こす日焼け(サンバーン)や乾燥肌などの肌老化の原因です。

また肌細胞やDNA、目を傷つけ皮膚がんや白内障の原因にもなります。UV-Bの日焼けは、赤くなった数日後に肌が黒く(遅延黒化)なります。

「UV-C」は、UV-A・UV-Bと違い、オゾン層で吸収され地表には到達しません。また、紫外線には肌の老化だけでなく日光湿疹(紫外線アレルギー)もあります。日差しを浴びて湿疹が出るような場合は、速やかに病院に行きましょう。

紫外線量は時間や場所、季節によって変動します。ビルの反射が多い都内よりも標高の高い場所(山)の方が多くなり、紫外線の反射率は水面95%、新雪80%、砂浜25%です。

また、一日の中でも10~14時が最も強く、季節は7、8月が最も強い時期ですが4~9月も要注意です。

主な紫外線対策としては「①紫外線が強い時間帯を避ける。②日傘や帽子、色の薄いサングラスの利用。③日焼け止めをこまめに塗る。④日陰を利用」です。

紫外線はカラダにとって悪い影響だけではありません。紫外線に当たることで体内でビタミンDを合成するや、日差しを浴びて体内リズムを整えることができ、手のひらを日光にかざすだけでも効果があります。

紫外線が強い時間帯や長時間浴びあるのは良くありませんが、一日20分、週に3、4日の日光に当たるのもよいでしょう。(詳しくは「日光浴の効果&効能5選をご紹介」を参考。)

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