この記事では、MCTオイルの効果と効能をお伝えしていきます。MCTオイルは中鎖脂肪酸100%の食用油のことで、ダイエットに効果的と今話題の機能性オイルです。
ココナッツなどの植物から中鎖脂肪酸のみを抽出した油で、美容面のみならず健康維持にも良いと、人気が高まりつつあります。
最近は、スーパーやネット通販などで手軽に購入できるようになっているので、ぜひ試してほしい油のひとつです。
MCTオイルの効果と効能、効果的な使い方や注意点なども合わせてご紹介しています。
目次
MCTオイルの効果と効能 一覧
MCTオイルは中鎖脂肪酸100%の油です。
脂肪酸は油の主成分で「飽和脂肪酸と」「不飽和脂肪酸」の2つに分けられます。MCTオイルで注目なのが「飽和脂肪酸」で、これには3つの種類があり、中鎖脂肪酸はその一つです。残り2つは短鎖脂肪酸と長鎖脂肪酸です。
脂肪酸の中でも中鎖脂肪酸は「体脂肪になりにくい」と言われていて、ダイエットや美容に関心のある方達に高い人気です。
MCTオイルは主にココナッツ由来のものが多く出回っています。ココナッツには、この中鎖脂肪酸が多く含まれているので、ココナッツオイルのダイエット効果も、この中鎖脂肪酸による働きが高いと言えます。
一方、主な植物油には長鎖脂肪酸が多く、これはオリーブオイルに含まれています。
そんな中鎖脂肪酸のみで作られたのがMCTオイルですから、適切に摂取することをおすすめします。
MCTについて詳しく知りたい方は、こちらを参照してください。
MCTオイルはダイエットに効果や効能があると、人気の機能性オイルです。
MCTは通常のオイルに比べて分解されやすく、体脂肪になりくいと言われています。消化吸収が良く分解されるのも早いので、体内に脂肪が溜まりにくいうえに「ケトン体」の生成も行うので、体脂肪を燃焼してくれます。
通常、体内にブドウ糖が必要量あるとケトン体は生成されませんが、中鎖脂肪酸はケトン体を作ることができるため、脂肪燃焼を効率よく行い、結果、ダイエットにつながります。
さらに、長鎖脂肪酸よりも多くのケトン体を作り出せる利点があります。長鎖脂肪酸は必要に応じてエネルギーになるので、体脂肪が蓄積しやすいのです。
このように、効率よくケトン体を作り出せるMCTオイルは、脂肪を燃焼しやすい体にするのでダイエット効果が高いと言えます。
ただ、ダイエット効果が高くても注意点もあります。体に良い油と言ってもMCTオイルを飲むだけでは痩せません。高カロリーですから、摂りすぎればかえって太りやくなります。
必ず適量を守って、運動や食事制限も合わせて行うのがベストです。
MCTオイルの効果や効能には、素早くエネルギー生成が行える特徴があります。
MCTオイルは一般的な油脂類に比べ、速やかに分解されてエネルギーとなり、スポーツ時や疲労時のエネルギー補給に役立ちます。
これは、中鎖脂肪酸と長鎖脂肪酸の代謝経路の違いによるものです。
中鎖脂肪酸は直接肝臓へ運ばれて、エネルギーとして使えるように素早く分解されます。一方、長鎖脂肪酸は必要時にエネルギーになる以外は、肝臓や脂肪組織、筋肉に運ばれ、体脂肪として蓄えられています。
このようにMCTオイルは消化吸収が良く、長鎖脂肪酸の4倍も速くエネルギーになる特徴があります。素早くエネルギーとなる効果や効能があるため、効率のよいエネルギー補給となります。
肥満の解消や予防は、生活習慣病のリスク低減につながります。
肥満は生活習慣病の原因のひとつです。高血圧や動脈硬化、などを引き起こす要因になります。
MCTオイルの効果や効能は体脂肪になりくい特徴があります。中鎖脂肪酸を含む油を摂ることで、体脂肪が減少したという結果も出ているほどです。
また、ダイエット中の食事制限は、エネルギー不足に陥りやすいですが、MCTオイルは素早くエネルギーとなるので、ダイエット中のスタミナ不足を補えます。
ダイエットには、ぜひMCTオイルを活用してみてください。
ケトン体はブドウ糖のかわりに脳のエネルギーにもなります。ですから、MCTオイルには脳機能の低下を防いで認知症やアルツハイマー病予防の効果や効能が期待されています。
MCTオイルなどの油脂類はダイエットの敵や、摂りすぎるとニキビなどの肌トラブルになると避けている方がいますが、じつは肌の保湿にも大切な成分です。
そして、MCTオイルでダイエット効果を得るには、ある程度は糖質を抑えなければいけませんが、食事制限は筋力が低下しやすくなります。ですが、MCTオイルの効果には脂肪燃焼を優先して、筋力の低下を緩和する効能があります。
その他、便秘解消にも効果があるので、結果的にダイエットや美肌作りにつながります。
MCTオイルの効果や効能を十分に発揮させるには、加熱せずにそのまま使うのが有効です。無味無臭でクセがなく料理の味を変える心配もない使いやすい油です。
ドレッシングやタレの材料に、市販の調味料やマヨネーズ、和え物に加えるのがいいですね。また、カレーやシチュー、スープといった温かい料理には仕上げにかけるのが最適です。
特におすすめなのがコーヒーです。コーヒー1杯にMCTオイルを小さじ1~2杯ほど入れます。朝ごはんを摂る時間がない時には、このMCTオイル入りのコーヒーだけでも飲むようにしてみましょう。
MCTオイルの一日の摂取目安は、大さじ2杯が目安です。摂りすぎるとお腹が緩くなることがあります。
MCTオイルは生食向きです。
他の油脂類に比べて沸点が低いので、160℃以上になると煙が上がり、泡立って危ないので、炒めものや揚げ物といった加熱調理はできません。
ただ、調理済みの温かい料理にかけたり混ぜ込むのは大丈夫なので、煮込み料理や炒めものに使う場合はこの方法をおすすめします。
また、肝臓病や糖尿病の方はメリットのある効果や効能を得るよりも、悪影響を及ぼす場合があるので、まずは医師に相談してから利用するようにしてください。
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