海洋深層水とは、200m以上の深海の海水のことを言います。
私たちが普段目にする海は、表層と呼ばれている部分です。海洋深層水の存在している200mという深さは、太陽の光が届かず水温が1年中ほとんど変化することがありません。
そのため、水質が安定し生活排水などの汚水に含まれる化学物質が含まれておらず、さらに細菌類が繁殖しにくい環境のため、飲料水に適しているといわれています。
プランクトンもいないため、植物性プランクトンが成長に必要な窒素、リン、ケイ素といった無機栄養塩類が豊富に含まれています。
さらに、海洋深層水が存在している水深300mは、20気圧以上の深海となり、地上よりも多くのカルシウムやマグネシウムといった、ミネラルが水に溶け込むことができるのです。
そのため、海洋深層水には一般的な水よりも、多くのミネラルが含まれているとして注目されています。
現代人の食事だけでは、多くのミネラルが不足しているといわれています。海洋深層水は不足しているミネラルを、手軽に摂取することができる水として、多くの支持を得ています。
海洋深層水はそのままでは日本の衛生基準に合わないため、きちんとろ過されから、ミネラルウォーターとして販売されています。