角質とは

角質horny

角質とは?

角質とは、皮膚の表面のタンパク質でできた表皮の上層部分を指し、硬タンパク質の一種であるケラチンの別称でもあります。

まず、人間の皮膚は表皮(一番上)、真皮(真ん中)、皮下組織(一番奥)の3層構造になっています。

表皮は約28日毎のサイクルで新しく生まれ変わるのですが、このサイクルが遅れると表皮の一番上部に角質が溜まってしまうのです。

さらに角質には、古い角質(不必要な角質)があります。これは細胞のサイクルが乱れることにより、古い角質がそのまま残ってしまったものです。

通常の細胞のサイクルであれば古い角質は、アカなどと一緒に自然に剥がれ落ちるのですが、このサイクルの循環がスムーズにいかないと、分厚い角質層となって皮膚に現れます。

この状態を「角質肥厚」といい、不要な角質がたまっている状態になります。この角質が最も顕著に現れるのがかかとです。かかとは全体重を支える部位なので、角質により多少硬くなることは悪いことではありません。

また、硬くなるのは皮膚を守ろうとする働きでもあります。しかし過剰な角質は、ひび割れを起こしたり、そこから水虫感染しやすくなるので要注意です。

この過剰な角質を取り除くことによって、清潔でうるおいのある肌を保つために、肘・膝・かかとの角質ケア商品や化粧品も多く販売されています。

ただし角質を除去しすぎると、余計に角質を溜め込むという悪循環に陥るので注意が必要です。 角質が蓄積する原因は肌の摩擦と乾燥なので、まずは適度な角質除去と、日々の保湿ケアが大切になります。

関連コンテンツ