クレソンに含まれている栄養と効果についてご紹介します。
クレソンは、肉料理などの付け合わせとして見かけることから、脇役としての印象が強い野菜かもしれません。
しかし、ピリっとした辛さと香りの強さがクセになる方も多いでしょう。実は、クレソンはメインの料理を引き立てるだけの野菜ではないのです。
今回は、そんなクレソンに含まれる栄養と効能についてご紹介していきます。
目次
クレソンの栄養と効能
クレソンには、シニグリンが含まれています。
シニグリンは、クレソンの特徴的な辛さや香りの成分の一種です。強い抗菌作用や防腐作用があるため、食中毒の予防にも役立ちます。
また、シニグリンは血行促進や食欲増進にも大きな効能をもたらしてくれます。
クレソンには、ビタミンCも含有されています。
ビタミンCは、体内の活性酸素を除去する働きがあり、美肌づくりやアンチエイジングに効能がある栄養です。
さらに、免疫力の強化やストレス対策のためのホルモンの分泌にも関わっています。
ビタミンCはタバコを吸うことで壊れてしまうので、喫煙者は特に多めに摂る必要のある栄養素です。
クレソンを食べることで、ビタミンAも摂取することができます。
ビタミンAは、皮膚や粘膜を健康に保つために大きな働きをする栄養で、不足すると肌が荒れたり、皮膚病にかかりやすくなったりします。
また、目の健康を保つためにも欠かせない栄養ですので、特に目を酷使する環境の人は積極的に摂りましょう。
ビタミンAは脂溶性の栄養ですから、食材を油で調理すると体内吸収率を上げることができます。
クレソンには、β-カロテンも豊富に含まれています。
β-カロテンは、ビタミンAの原材料とも呼べる存在であり、体内で必要に応じてビタミンAに変換される性質があります。
強い抗酸化作用を持っているため、主にアンチエイジング効果や細胞のガン化を防ぐ効能が期待できます。
また、β-カロテンは熱に強い栄養素なので、加熱調理によって失われにくいことも特徴的と言えるでしょう。
クレソンには、カリウムも多く含まれています。
カリウムは、体内のナトリウムを調整して細胞内の浸透圧を正常化する効能がある栄養で、むくみの予防に大きな働きがあります。
また、筋肉の収縮を正常に維持するための働きも持っています。
カリウム不足は、むくみやこむら返りなどの原因になるので注意しましょう。
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