食事バランスガイドとは、どんな食品をどれだけ食べたらいいのかを、分かりやすいようにイラストで示したものです。
最大の特徴は、食べた料理の組み合わせで栄養バランスを確認できことです。食事バランスガイドでは、毎日の食事を五つの食品のグループに分けています。
イラストの上から主食、副菜、主菜、牛乳や乳製品、果物の順に並んでいます。上に行くほど一日の摂取目安の量が多く設定されています。下に位置するものは、食べても食べなくても良いというわけではありません。
食事バランスガイドが、コマ(逆三角形)の形をしているのは、健康を保つにはバランスが肝心であることを示すためです。一部のみを過剰に摂取したり、全く食べない食品があると、コマが倒れる。つまり栄養バランスが崩れるということです。
それを防ぐためには、五つのグループの食品を適量ずつ食べることが大切です。食事バランスガイドでは理想の食事として、主食をごはんとする日本型の食事を挙げ、日々の食生活に積極的に取り入れるよう勧めています。
さらに子供でも簡単に数えられる一つ、二つという単位にすることで、各グループの食品を、どの位食べればいいのかが明確にわかるようになっています。
運動量の差によって変わるコマの大きさとあわせ、その人にとってベストな摂取量が簡単に理解できるのも、食事バランスガイドの利点のひとつです。