ぜんまいの栄養と効能をご紹介します。山菜の代表の一つ、ぜんまい。
昔から親しまれてきたぜんまいは、独特な食感と滋味深い味わいが山菜の中でも高い人気があります。
スーパーや産地直売所などでも購入できますが、自ら山菜採りを楽しむ方も多くいらっしゃいます。
今回は、ぜんまいが持つ栄養や効果について、詳しくご紹介していきます。
目次
ぜんまいの栄養と効果
ぜんまいは、便秘予防に効果がある食物繊維を多く含む食材です。
体内の不要物と一緒に、毒素を排出する食物繊維は、デトックス効果やガンを予防する栄養としても期待されています。
この働きにより、肥満や生活習慣病の予防にもなると期待されています。また、ぜんまいの食物繊維は不溶性のため、水分と一緒に取るようにしましょう
ぜんまいには、ビタミンB群のひとつ葉酸も多く含まれています。
葉酸は、妊娠中の女性に必要な栄養として注目され、DNAやRNAといった核酸の合成に使われるほか、神経細胞や脳の生成にも深く関わります。
赤血球を正常に作り出して貧血の予防にも効果があり、葉酸は妊婦さんだけでなくあらゆる年代の方に必要な栄養素です。
また、ぜんまいはパントテン酸やビタミンB1も含み、ニキビや肌荒れの予防、脂質やタンパク質を分解・燃焼させる働き、疲労回復や集中力アップにも効果があります。
ぜんまいにはビタミンAが豊富に含まれています。
ビタミンAは鼻や喉などの粘膜を守り、細菌やウィルスの侵入を防ぐ効果があります。
目の角膜が乾燥するのを防止する効果もあるため、ドライアイが気になる方や目の健康を保ちたい方にもピッタリです。
普段の食事にぜんまいを取り入れて、病気知らずのカラダを維持しましょう。
同じシダ科の植物であるぜんまい、わらび、こごみは人気の高い山菜ですが、見た目が似ているため判別できない方も多いでしょう。
見分け方のポイントは、若芽の形状です。
ぜんまいは、若芽が渦巻き状で、柔らかな毛で覆われているのが特徴です。
わらびは、若芽が人の拳を集めたような形で、ぜんまいと違い産毛はありません
こごみは、ぜんまいと同様に若芽は渦巻き状ですが、ぜんまいよりも明るい緑色で茎の断面が三日月の形になっています。
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