ジャイアントコーンの栄養と効果

ジャイアントコーンgiant-corn

大粒のとうもろこし「ジャイアントコーン」- その栄養と効果は?

ジャイアントコーンの栄養と効果

ジャイアントコーンの栄養や成分、そしてその効果や効能をお伝えしています

ジャイアントコーンは、大粒のとうもろこしを油脂で揚げたスナック菓子です。香ばしさに加えてカリッとした歯ごたえのある食感がやみつきになるほど、おやつやおつまみとして好まれています。

近年はその人気の高さから、塩味のみならずブラックペッパーやカレー、チリ味、からしマヨネーズなど数多くの種類が販売されています。

ここではジャイアントコーンはどのような栄養や成分を含み、それらにはどのような効果や効能があるのかをまとめています。

ジャイアントコーンの栄養や成分をグラフや一覧表で見てみよう

ジャイアントコーンに含まれている主な栄養のレーダーチャート

ジャイアントコーンに含まれている主な栄養成分

エネルギー 水分 タンパク質 脂質 炭水化物 食物繊維 ナトリウム
409kcal 4.3g 5.7g 11.8g 76.6g 10.5g 430mg
カリウム カルシウム マグネシウム リン 亜鉛
110mg 8mg 88mg 180mg 1.3mg 1.6mg 0.07mg
マンガン ビタミンA ビタミンD ビタミンE ビタミンK ビタミンB1 ビタミンB2
0.30mg 0μg 0μg 1.4mg 1μg 0.08mg 0.02mg
ナイアシン ビタミンB6 ビタミンB12 葉酸 パントテン酸 ビオチン ビタミンC
1.9mg 0.11mg 0μg 12μg 0.12mg - 0mg

ジャイアントコーン(フライ、味付け)の100gあたりの成分表(Tr:微量、-:未測定「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」より)

まずは効果を知る前に、ジャイアントコーンの栄養を確認してみましょう。上図はジャイアントコーンの主な栄養素15種類をグラフにしたもの、下は成分表です。

ジャイアントコーンは炭水化物と食物繊維が多い食品ですね。また、フライ後に味付けもしているので、脂質やナトリウムも含みます

その他、亜鉛といったミネラル、ビタミンEやビタミンB1などのビタミン類も含みます。

以下では、ジャイアントコーンの栄養とその効果についてお伝えしていきます。

ジャイアントコーンは大粒のとうもろこしをフライにしたスナック菓子

ジャイアントコーンのアップ画像

ジャイアントコーンはペルー原産のとうもろこしの一種で、粒が大きい大粒品種です。

ミックスナッツに含まれていたり、ナッツ類の商品コーナーに置いてあることが多いためナッツ類だと勘違いしやすいですが、ジャイアントコーンは穀物に分類されます。

特徴は、粒の色が白く一粒が大きく2cm程もあることです。通常のとうもろこし(スイートコーン)と比べると、粒の大きさは2~3倍にもなります。ただし、大きいのは粒だけで房の大きさは通常のとうもろこしと変わりません。

南米ではスープに入れたりしますが、ジャイアントコーン自体にあまり甘みがなく、日本のとうもろこしのような甘さはありません。ジャイアントコーンで焼きとうもろこしを作っても「イマイチ…」という反応が多いようです。

日本ではジャイアントコーンをパーム油でフライにした後に、塩などで味付けをしてスナック菓子として販売しています。日本人にはスナック菓子の方が口に合うようで、塩やブラックペッパー、カレーなど、様々な味が展開されており、おやつやおつまみとして食べられています。

100g中に約76gの炭水化物を含む - 効果はエネルギー源となること

とうもろこしのアップ画像

ジャイアントコーンの栄養には炭水化物が多く含まれています。その量は100g中76gにもなります

炭水化物と聞くとネガティブなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、生きているかぎり大切なエネルギーとなる必要な栄養です。

炭水化物は脳の栄養源になります。さらに神経組織や赤血球も炭水化物が必要になります。とくに勉強や仕事などで頭を使う時には、しっかりと摂っておきたい栄養です。

ジャイアントコーンには炭水化物や脂質がエネルギーに変換される際に必要な補酵素「ビタミンB1とビタミンB2」も含むので、効率よくエネルギー源に変えられます。

ジャイアントコーンにビタミンB群を含むカシューナッツピスタチオヨーグルト牛乳なども併せて摂るのもおすすめです。

食物繊維の効果 - 腸内環境を整えて便秘を解消

腹部のアップ画像

ジャイアントコーンは食物繊維も含みます。不溶性食物繊維の割合が多く100g中9.9gも含んでいます。

食物繊維は人の消化酵素では消化できませんが、一部は腸内細菌で発酵、分解されることが分かっています。

食物線維は腸の働き促がす作用に加え、便の量を増す役割もあります。そのため便通を促がして便秘の改善や予防に効果的です。また肥満や肌荒れ、大腸がんの予防効果も期待されています。

腸内環境をさらに良くするには、同時にヨーグルトのような乳酸菌を含む食品を一緒に摂るのが有効です。

カロリーオーバーに要注意! - ジャイアントコーンの食べ過ぎには気をつけよう

体重計の画像

ジャイアントコーンはカロリーが高いスナック菓子なので、食べ過ぎには注意しましょう。

ナッツ類と比較するとカロリーは低いとはいえ高カロリーな部類ですし、さらに穀物なので糖質も多いです。1粒(約1g)でカロリーは4.4kcal、糖質は約0.7gあります。20粒程で約90kcal、脂質は13.3gにもなります。

さらに脂質やナトリウムの摂りすぎも気をつけないといけませんね。

ジャイアントコーンのカリッとした食感はついつい食べ過ぎてしまいがちなので、あっという間に食べ切ってしまいます。

食べる時は必ず数を決め、お皿に出して食べるようにしましょう。

引用および参考:「日本食品標準成分表2020年版(八訂)

関連コンテンツ

関連記事