かぼすに含まれている栄養とカラダへの効能について解説していきます。独特な香りと酸味が特徴的なかぼす。
松茸やさんまにかけるかぼすの果汁は、食材の美味しさを引き立てる役割がありますね。
かぼすは、すだちやゆずと同じ香酸柑橘類のひとつです。これらは柑橘類中では酸味が強く薬味や風味付けに利用されていますが、かぼすはこの中でも、酸味が柔らかでどちらかというと甘みを感じマイルドです。
今回はかぼすに含まれる栄養に、どのような効能があるのかをご紹介します。
目次
かぼすの栄養と効能
かぼすにはクエン酸という栄養が豊富に含まれています。クエン酸は聞いたことがありますね。
クエン酸は、エネルギーを生成する働きがあり、疲労回復に効果が期待できる栄養です。
かぼすに含まれるクエン酸の量はレモンの2倍ととても豊富で、同じ柑橘類の中でも群を抜く含有量です。
すだちもクエン酸が豊富ですが、運動後や疲れた日には、かぼすでクエン酸を摂取するのもおすすめです。
かぼすはビタミンCも豊富に含む柑橘類です。
ビタミンCには、シワやシミを予防し、肌の弾力や美白効果があり、美肌作りに有効な栄養素です。
ビタミンCは、コラーゲンの生成を促して肌の弾力を維持し、メラニンの生成を抑制する効能もあります。
また、かぼすには風邪予防や免疫力を高める効果もありますが、これらもビタミンCの働きによるものです。
かぼすは食材としての栄養のほかに、香りとしての効果も期待できます。
かぼすの香りには、主成分のリモネンの他に、テルペン、ピネンが含まれます。
かぼすに含まれているリモネン、テルペン、ピネンなどの成分はアロマテラピー効果に優れています。
強すぎない香りがリラックス効果に優れ、神経の興奮を抑えイライラを鎮めてストレスを和らげる効能があります。
さらに、血行を促進する効能もあるため冷え性の改善に効果的で、食欲を増進する効能も持ち合わせています。
かぼすには、ミネラルの一種であるカリウムという栄養も含まれています。
カリウムの効能には、むくみや高血圧の予防があります。
カリウムは利尿作用がある栄養で、摂り過ぎたナトリウムを尿や汗と一緒に体外に排出する働きがあります。
また、かぼすを料理に利用することで、酸味が塩分の摂り過ぎを防ぐので減塩効果も得られます。
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