タアサイの栄養と効能についてお伝えしています。
タアサイは中国生まれの緑黄色野菜です。大きな葉が特徴的な野菜ですが、味は癖がなく比較的食べやすい、栄養価の高い食材です。
このタアサイが現在、解毒効果をはじめとする、さまざまな作用があるということで注目を集めています。
この記事では、具体的にどのような成分が含まれていて、それがどのような効能をもたらすのかを紹介していきます。タアサイの簡単なおすすめの調理方法にも触れていきますので、調理に迷った方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
タアサイの栄養と効能 一覧
タアサイには、アリルイソチオシアネートと呼ばれる成分が含まれています。
これはアブラナ科の植物に共通する辛味成分です。タアサイもアブラナ科に属しますので当然含まれています。
アリルイソチオシアネートの効能には、抗がん作用があることや、血液をサラサラにするなどの働きが見られるため、血栓の生成防止などが挙げられます。
タアサイを含むアブラナ科の植物に含まれる成分は、アリルイソチオシアネート以外にも注目されている成分がありますが、それがグルコシノートです。
これも辛味成分の1つで、タアサイよりも有名なのが、わさびの辛みです。
グルコシノートは肝臓の解毒機能を活性化させて、強化する作用があります。この解毒作用はがん細胞にも影響を与えますので、発がん性物質を排出することにもつながると言われています。
また、肝臓の解毒機能が働くなるようになると、胃腸などの消化器官の調子もよくなります。
大根おろしの辛みもこのアリルイソチオシアネートによるものなので、タアサイの時期でない場合は大根おろしで味わうのもいいですね。
タアサイは緑黄色野菜に分類される野菜ですから、もちろんβ-カロテンも豊富です。
β-カロテンは抗酸化作用をもつため、生活習慣病やアンチエイジングといった効能が期待できる栄養です。
また、それ以外には、粘膜や肌の健康を維持する働きも注目されています。これは、β-カロテンが体内で必要な量なだけ、ビタミンAとして働くためです。
タアサイには、同じく抗酸化作用をもつビタミンE、ビタミンCも含むため、女性にうれしい美肌効果にも期待が持てるでしょう。
特に、β-カロテンは油脂類と一緒にとると吸収率が高まるので、油を用いたり肉と炒めるのがおすすめです。あまり出回ってはいませんが、タアサイを見かけたら、ぜひともトライしてみてください。
タアサイを美味しく調理するには炒め物がおすすめです。
タアサイと豚肉の炒めためものは相性が抜群で、最後に醤油を焦がすようにして味付けをするのがポイントで、香ばしい香りが食欲を湧かせてくれます。
また、鶏むね肉もおすすめです。片栗粉をまぶした鶏むね肉とタアサイを一緒にごま油で炒めるのも良いでしょう。
火を通すとカサが減って量が食べられるので、野菜不足の人にもおすすめのレシピです。タアサイには皮膚の健康、疲労回復、病気予防などがありますので、旬の冬の時期にはしっかりと摂りたい野菜です。
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