樹木の樹皮から作られるタヒボ茶は、健康茶として注目を集めてきています。
タヒボ茶の原料は、ブラジルのアマゾンに自生するノウゼンカズラ科の樹木「タベブイア・アベラネダエ」です。
原木の外側と木質部に挟まれた、わずか7mmほどの内部樹皮がタヒボ茶として利用されます。
まだあまり馴染みのないタヒボ茶ですが、今回はこのタヒボ茶の効能や効果についてご紹介していきます。
目次
タヒボ茶の効能と効果
タヒボ茶に含まれるナフトキノンは植物性色素のキノンの一種で、がん細胞の抑制に効果があると期待されています。
ガン細胞が生み出すタンパク質とナフトキノンが反応することで、活性酸素が発生し、この活性酸素がガン細胞の機能を抑制する効能があると期待されています
また、タヒボ茶には免疫力を高めてがん細胞に対抗する免疫賦活作用、がん細胞の血管新生を阻害する働き、がんの転移を抑制するなどの報告があります。
タヒボ茶は、デトックス効果に適したお茶であると言われています。
タヒボ茶には、利尿作用や発汗作用があるため、体内の老廃物が汗や尿、便として排出される効能があります。
こうしたデトックス効果が、新陳代謝を活発化し結果として体質が改善され、疲れにくいカラダや病気になりにくい体質へとつながります。
タヒボ茶には、カフェインが含まれていないのも特徴です。
タヒボ茶は、ノンカフェインなため覚醒作用がありません。
そのため、カフェインのような就寝前に飲んできたす不眠を防いだり、お子さんや胃腸が弱い方でも飲むことができます。
タヒボ茶は、薬のない時代に痛み止めとして利用されてきました。
また、タヒボ茶は鎮痛作用の他に、抗炎・抗菌・抗酸化作用もあります。
その他にサポニン、タンニン、フラボノイド、グリコシド、ステリン、テルペン、ペキチン、オシロイジンなど多くの成分を含み、さまざまな効能があると研究されています。
タヒボ茶は、葉酸、ビタミンB6、カルシウム、マグネシウムに代表される豊富なビタミン・ミネラルを含有しています。
栄養成分の豊富さは、他の健康茶に負けていません。健康維持のために飲むお茶として適しています。
タヒボの効能・効果などの薬効効果は、実は古代インカ帝国時代から認められていたと言われています。
当時は「神からの恵の木」として、金と交換されるほど珍重されていた樹木だったそうです。
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