黒豆の香ばしさが魅力の黒豆茶。
黒豆を煮出しして作り、すっきりとした口当たりで苦味もなく、茶葉とは違う穀類特有の香りが楽しめます。
黒豆そのものにカフェインが含まれていないため、黒豆茶はノンカフェイン。カフェインが苦手な人でも気兼ねなく飲める、というのはうれしいですよね。
今回は、そんな黒豆茶の栄養と効能についてご紹介します。
目次
黒豆茶の効能と効果
黒豆の皮には、アントシアニンが豊富に含まれています。
アントシアニンとはポリフェノールの一種で、色素成分です。黒豆茶が黒いのは、黒豆を煮出したときに皮からこのアントシアニンが溶け出すため。
アントシアニンには抗酸化作用があり、血管の老化と血液の詰まりを予防します。この働きによって、末端まで血流が行き渡るようにサポートしてくれるのです
冷え性がつらいという人には、アントシアニンを含んだ温かい黒豆茶がぴったり。自宅に黒豆茶を常備して、寒い季節も乗り切りましょう!
大豆の栄養素といえば、イソフラボンが代表的。黒豆にももちろんその効能が含まれています。
イソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンと同じような働きをします。肌の美しさを保つほか、生理周期を安定させ、新陳代謝を促してくれるのです。
ホルモンバランスが乱れがちな女性や、体内のホルモン分泌量が低下し始める更年期の女性には、とてもうれしい栄養素です。
黒豆に含まれているレシチンには、なんと記憶力を向上させる効果が認められています。
レシチンは、細胞膜を構成するリン脂質。また、神経伝達物質であるアセチルコリンの材料にもなります。
レシチンを摂取することでアセチルコリンの分泌量が安定し、神経間の情報伝達がスムーズになります。その結果、記憶力や集中力向上の効能が発揮されるのです。
レシチンは「ブレイン・フード」とも呼ばれ、脳の働きを活性化する重要な栄養素です。集中力や記憶力が落ちてきたと感じる方は、黒豆からレシチンを補給してみてはいかがでしょうか。
黒豆に多く含まれるビタミンB2は、脂肪の代謝を促してエネルギーに変換する働きがあります。
糖質や脂質など、余分な栄養として身体に蓄積されやすいものを代謝し、エネルギーに変えてくれるビタミンB2は、ダイエットのパートナーとしてうってつけの栄養素です。
しかし、ビタミンB2は水溶性で、調理過程で食材から失われやすいというのが困りもの。
その点、煮出ししたお茶をそのまま飲む黒豆茶は、ビタミンB2の補給方法として最適です。ビタミンB2を効率的に摂取したいときには、黒豆茶をおすすめします
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