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玄米茶の効能が興味深い!知っておきたい玄米茶の効能と効果5選

玄米茶の効能と効果

玄米の効能と効果をご紹介します。玄米の芳ばしい香りが魅力の玄米茶は、煎った玄米に番茶と煎茶をブレンドした日本茶です。

緑茶(煎茶)よりマイルドな味わいで飲みやすく、さらに玄米が加わっているため栄養価が高くカフェインが少ないのが特徴です。

また、ビタミン、ミネラルの他にも、カテキンやGABAなどの有効成分の種類も豊富に含みます。

今回は、玄米と緑茶の良さを兼ね備えた、玄米茶の効能や効果についてご紹介します。冷茶の作り方も載せていますので、ぜひご覧ください。

玄米茶に含まれる栄養や成分をグラフで確認!

玄米茶に含まれている主な栄養のレーダーチャート

玄米茶に含まれている主な栄養素のレーダーチャート

上図は玄米茶の栄養をグラフで表したものです。数多くある栄養成分の中から、主要は栄養素15種類をピックアップしています。

玄米茶にはビタミン、ミネラルが含まれていますが、どれも少ない量です。玄米が入っているため、茶葉のみのお茶よりも栄養価が高い飲料です。

そしてカテキンといったポリフェノールなどの有効成分が数種類含まれています。

以下では、玄米茶の効能や効果をご紹介していきます。

血圧を下げる効能 - 緑茶と玄米の相乗効果で高血圧予防

血圧計測の画像

玄米茶には血圧を下げる効能があります。

玄米茶にはカテキン、テアニン、GABA、γ-オリザノールなどの有効成分が含まれています。

「カテキン」は緑茶の苦み成分、ポリフェノールの一種。「テアニン」はお茶のうま味成分です。玄米にはアミノ酸の一種の「GABA」や、米胚芽の部分に存在する「γ-オリザノール」が含まれています。

これら成分に共通する効能には、血圧の上昇を抑制して高血圧を予防する働きがあります。緑茶と玄米が合わせさることで相乗効果を発揮して、血圧に対する作用が高まります。

特にカテキンは発酵させていない茶葉ほど多く、ウーロン茶プーアル茶紅茶といった発酵茶よりも緑茶に多くいのが特徴です。

風邪予防の効能も - カテキンの抗菌、殺菌作用

風邪のイラスト

玄米茶の効果は風邪の予防にも働きかけます。

この効能も玄米茶の茶葉に含まれるカテキンの働きによるもです。カテキンには、抗菌、殺菌作用があるため、風邪の予防に有効と期待されています。

とくに緑茶はカテキンを多く含むので、うがいに用いるのにもすすめられています。また、お茶やお水をこまめに飲んで喉に張り付いた菌を流すことも、風邪やインフルエンザの予防に有効です。

その他、カテキンには、虫歯や口臭予防にも有効で、抗菌、殺菌作用は食中毒に対しても有効性があると注目されています。

コレステロール値や中性脂肪を抑制する効能 - ダイエットにもつながる

スプーンですくった玄米茶

玄米茶には、生活習慣病の予防や改善やダイエット効果も期待されています。

玄米茶に含まれるGABAには、コレステロールの増加を抑制する効能があるので、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病の予防に有効です。

ポリフェノールの一種である、γ-オリザノールにもGABAと同様に生活習慣病の予防に優れ、血圧に作用するだけでなく肥満や糖尿病の予防に効果があると注目の成分です。

また、カテキンには悪玉コレステロールを減らす働きや、脂質の吸収を穏かにするといった働きも持っています。

このように玄米茶のコレステロールや脂質の増加、吸収を抑える効果効能は、ダイエットにもつながると期待されています。

アンチエイジングの効果や効能 - 抗酸化作用で老化予防

冷たい玄米茶2杯

アンチエイジングに対する効果や効能も、玄米茶は期待されています。

玄米のビタミンE、茶葉のポリフェノールであるカテキンやタンニンには抗酸化作用を持っています。

抗酸化作用には、老化の原因のである活性酸素を抑える効能があるので、アンチエイジングや病気の予防に効果的です。また、女性の悩みでもある肌の老化のシミやシワ、たるみなどの予防も期待されています。

このように、玄米茶には若々しさを保つために必要な成分が、たくさん含まれています。

リラックス効果、月経前症候群(PMS)の憂鬱感の改善

リラックスする女性

玄米茶にはリラックス効果や、月経前症候群(PMS)の憂鬱感の改善に有効とされています。

お茶のうまみ成分であるテアニンには、脳の興奮を抑え緊張を和らげる効能があります。また、GABAや玄米茶の香りがリラックス効果を促します。

そのため、玄米茶にはストレスなどで高ぶる神経やイライラする気持ちを抑えて、精神面の改善に役立ち心身の健康をサポートしてくれます。

玄米茶の香りを引き出すには、高温のお湯で手早く入れるのがコツです。イライラして気分が高まっていたりストレスが溜まっている時は、玄米茶を飲んで気持ちを落ち着かせましょう。

緑茶「抹茶、せん茶、ほうじ茶、玄米茶」の効能とカフェインの違い

「抹茶、ほうじ茶、玄米茶、抹茶」は、すべて緑茶の一種です。緑茶は茶葉を発酵させない不発酵茶で、日本茶全般のこと言います。

以下は「抹茶、せん茶、ほうじ茶、玄米茶」の効能や、カフェイン量の違いを一覧にしています。

種類 効能 カフェイン量(100g中/g)
抹茶(粉末) アンチエイジング効果 3.2g
煎茶 コレステロール値の低下作用 0.02g
ほうじ茶 リラックス効果 0.02g
玄米茶 血圧を下げる効能 0.01g

お茶類の効能とカフェインの違い

どのお茶も同じ種類の葉から作られますが、栽培方法や加工法で効能や効果、含まれるカフェイン量が異なります。

あまり良いイメージのないカフェインですが、覚醒作用や利尿作用があるので、眠気防止や集中力の向上、むくみの改善といった効果や効能があります。

ただし、年齢に関係なくカフェイン弱い人や強い人もいます。玄米茶のカフェイン量は緑茶の中でも少ないですが、夜がなかなか寝つけないという方は控えましょう。

お茶には上記以外にも多くの種類があるので、体調やその日の気分に合わせて選ぶのもおすすめです。

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