甜菜という野菜から作られる甘味料「甜菜糖」
甜菜糖は、砂糖大根やビートとも呼ばれる大根に似た野菜から作られる甘味料で、おもに北海道で栽培されています。
おなじく甘味料である砂糖や黒糖、キビ糖などは、すべてサトウキビを原料に作られています。
おなじ甘味料でも甜菜糖はどのような効果や効能があるのでしょうか?今回は甜菜糖の押さえておきたい2つのポイントをご紹介します。
甜菜糖には便秘を解消する効果があります。
オリゴ糖には、整腸作用があり腸内環境を整えたり、腸の蠕動運動を促す働きがあるため便秘改善に効果があります。
オリゴ糖は、腸内でビフィズス菌などの善玉を増やして腸内環境を良くする役割があります。
また、甜菜から作られたオリゴ糖のサプリメントも販売されています。
甜菜糖は、カラダを温める効果があり冷え性対策に有効です。
これは、東洋医学の考え方だそうです。寒い地域の食材はカラダを温める作用があり、一方、温かい地域の食材はカラダを冷やすと言われています。
甜菜糖は、寒冷地である北海道が産地なので、カラダを温める効果があると言われています。
甜菜糖は、上白糖と比較されることが多い甘味料です。
2つの100g中の炭水化物の量は、甜菜糖97.5g、上白糖99.2gと少なめです。
あまり差がないと思われますが毎日使うとなれば多少意識が違ってきますね。またミネラルは上白糖よりも多く含まれています。
ミネラルの多さでは黒糖が勝りますが、その分、癖も強くなります。
甜菜糖の甘みは柔らかく癖もないので、用途に分けて甘味料を使い分けるのがおすすめです。