パンケーキやヨーグルトなど今では甘味料としてすっかり定着しているはちみつ。
はちみつは「なんとなくカラダに良さそう」というイメージはあるようですが、その具体的な効能はあまり知られていないようです。
実は、はちみつは紀元前から食用や薬用として利用されてきました。
「はちみつの歴史は人類の歴史」ということわざがあるように、はちみつと人類には密接な関わりがあったのです。今回は、こうしたはちみつの効能についてご紹介します。
はちみつの成分の約80%を果糖とブドウ糖が占めています。
はちみつに含まれる果糖とブドウ糖はともにエネルギー源として活用され、疲労回復の効能があります。
特に、果糖は消化吸収が早いので、すばやくエネルギーを補給したいときに効果的です。
はちみつには腸を整える効能があります。
はちみつに含まれているグルコン酸は腸内善玉菌やビフィズス菌を増やす働きをするため、便秘や下痢の改善、胃潰瘍の予防にもなります。
はちみつにはナイアシンと呼ばれる補酵素が含まれています。
ナイアシンはビタミンB群の一種で、炭水化物や脂質、タンパク質などの代謝を促し、性ホルモンの合成や美肌への効能も期待されます。
はちみつにはポリフェノールも含まれています。
はちみつに含まれるポリフェノールには活性酸素を除去する効果があり、免疫力を高める効能があります。また、老化やがんを抑制する効果も期待できます。
あまり知られていませんが、はちみつは口内炎対策におすすめの食材です。
はちみつは殺菌力が強く、殺菌や消炎作用が認められています。
厚生労働省が定めた「日本薬局方」にも口内炎の治療薬として、はちみつが記載されています。
これも意外と知られていない事実ですが、1歳未満の乳児にはちみつを与えるのは厳禁です。
はちみつにはボツリヌス菌の芽胞が含まれていることがあります。
ボツリヌス菌は1歳以上になれば体内で繁殖することはないのですが、1歳未満の乳児は腸内細菌が少ないため、ボツリヌス菌が繁殖し、「乳児ボツリヌス症」を引き起こす危険性があります。
1歳未満の乳児には絶対にはちみつを与えないようにして下さい。
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