クロレラの効果や効能についてお伝えしていきます。クロレラは、淡水に生息している植物プランクトンです。
クロレラと一言でいっても、およそ20種類もあるそうです。およそ20億年前から存在しているクロレラは、タンパク質がとても豊富です。
さらには全9種の必須アミノ酸を含むスーパーフードで、ユーグレナ同様サプリメントや青汁などに利用されています。
今回は、さまざまな働きや作用があるクロレラの、とくに注目されている効果や効能をご紹介します。
目次
クロレラの効果と効能 一覧
クロレラに含まれるタンパク質の量は、クロレラ全体の約60パーセントをも占めます。
タンパク質はカラダに必要な三大栄養素のひとつです。筋肉や肌、髪などをつくる効果や効能があり、健康なカラダを作るには必要不可な栄養です。
クロレラは大豆などと同じ植物性タンパク質です。動物性タンパク質と合わせて摂るのが効果的です。
クロレラは9種類の必須アミノ酸を含みます。さたに非必須アミノ酸も含むため、全部で18種類ものアミノ酸が含まれています。
アミノ酸はタンパク質のもとになる栄養で、疲労回復や免疫力のアップなどの効果や効能があります。
とくに必須アミノ酸は体内で合成ができない栄養ですが、クロレラはアミノ酸のバランスがよいのが特徴です。食事やスムージーなどにプラスして積極的に摂ることで、効果的に栄養の補充が期待できます。
クロレラの栄養には、食物繊維や葉緑素とも呼ばれる緑色の色素成分であるクロロフィルを含み、これらには便秘を改善する働きがあります。
食物繊維は不溶性と水溶性の両方を含むため、便のかさを増やしたり、水分を含んでゲル状になる働きがあります。そして腸の動きを活性化させスムーズな排便を促す効果があります。
また、マグネシウムを含むクロロフィルは、血中のコレステロールを体外に排出する効能や整腸作用などがあります。
腸内環境を整えて、便とともに有害物質を排出するので、デトックス効果も期待されています。
クロレラの栄養にはビタミンC、E、B12、葉酸をはじめ、ビタミンやミネラル類などが豊富で、数多くの成分を含んでいます。
紫外線やストレスにさらされると体内に活性酸素が発生し、細胞を酸化させて老化を招きます。強い抗酸化作用を持つビタミンC、Eには、この活性酸素を除去する働きがあります。
また葉酸とビタミンB12の併用は動脈硬化の予防に、また、ミネラルなど多種類の栄養の相乗効果で、生活習慣病の予防や美容の維持にも有効です。
クロレラにはマクロファージの働き活性化させ、免疫力を高める効果があると言われています。
また、上記以外にも抗酸化作用を持つ、カロテン(α・β)、ルテイン、カテキンなどのポリフェノールを含むため、アンチエイジングの効果や効能も期待されています。
クロレラと同様に、健康食品に見かけることの多い食材に「スピルリナ」があります。
どちらも藻の一種ですが、クロレラは淡水で育つ緑藻類、スピルリナは海水で育つ藍藻類です。そして、クロレラは「CGF(クロレラ・グロス・ファクター)」、スピルリナは「フィコシアニン」を含むのが特徴です。
風味も異なり、クロレラは抹茶風味、スピルリナは海苔のような味がするそうです。
一方で、タンパク質、カルシウム、クロロフィルなどを含む共通点があります。
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