ブルーグリーンアルジーとは、天然の藍藻類の一種です。クロレラやスピルリナと同じ仲間になります。
人工的に栽培することが不可能で、米国のオレゴン州のクラマス湖に自生しています。ブルーグリーンアルジーは、35億年以上も前から地球に存在していたとされ、動植物の起源とも言われています。
近年、このブルーグリーンアルジーに含まれている栄養が、「人体のミネラルバランスに近い」という点から、「スーパーフード」として注目されてきました。
まだ馴染みがない方が多いと思いすが、この記事では、そんなブルーグリーンアルジーの栄養とカラダへの効果を解説していきます。
ブルーグリーンアルジーが優れている点は、含まれている栄養の豊富さです。
ブルーグリーンアルジーには、アミノ酸、タンパク質、核酸、脂肪酸、ミネラル、ビタミン、色素、酵素など80種類以上の栄養、成分が含まれています。
ポイントは、動物と植物の両方の栄養を持ち合わせているという点です。
ブルーグリーンアルジーは、35億年以上前から存在している、あらゆる動植物の起源とされています。つまり、私たち人間の遠い遠い先祖でもあるのです。
その証拠に、ブルーグリーンアルジーのミネラルバランスが、人間のミネラルバランスに近いという事が分かっています。全ての成分を紹介するのは不可能なので、以下ではとくに注目すべき栄養とその効果をご紹介していきます。
ブルーグリーンアルジーにはβカロテンが豊富に含まれており、その含有量は植物の中でトップクラスだと言われています。
βカロテンは免疫力を上げるために欠かせない栄養のひとつで、積極的に摂取することで風邪をひきにくくなったりインフルエンザの予防になるだけでなく、ガンなども防ぐ効果も期待できます。
様々な病気に対する抵抗力も高めてくれるので、ブルーグリーンアルジーは免疫力をアップさせたい方にもおすすめです。
ブルーグリーンアルジーは藍藻類に分類されますが、ほとんどの藍藻類には含まれていない栄養素がブルーグリーンアルジーには入っています。
その栄養素はコリンです。コリンは水溶性のビタミンのひとつで、記憶や学習など脳の働きをサポートしてくれる効果があります。
情報伝達物質であるアセチルコリンの材料となるので、コリンが不足するとアセチルコリンも作れなくなり、脳の働きがスムーズにできなくなってしまいます。
ブルーグリーンアルジーは脳の健康にも役立つのです。
高血圧で悩んでいる人もいるでしょう。そんな時はアミノ酸ペプチドを摂取すると改善するかもしれません。
血圧は血管が収縮することで高くなりますが、アミノ酸ペプチドには血管の収縮を抑える効果があります。
さらには血圧降下作用のあるブラジキニンも含まれているため、アミノ酸ペプチドを摂取することは高血圧の方に大きな意味を持ちます。
ブルーグリーンアルジーの栄養素の中にはアミノ酸ペプチドも入っており、手軽に摂取できます。
やはり健康だけでなく美容にも効果があれば…と思われる方も多いのではないでしょうか。
ブルーグリーンアルジーは不飽和脂肪酸を多く含んでおり、中でもオメガ3脂肪酸の含有量が多いと言われています。
オメガ3脂肪酸は「飲む美容オイル」と言われるほど美容への効果が高く、肌のターンオーバーを正常化し乾燥肌にもうれしい効果を発揮してくれます。
手軽にできる美容法をお探しの方は、ブルーグリーンアルジーでお肌に栄養を与えてみるとよいかもしれません。
ブルーグリーンアルジーには必須ミネラルが全て含まれているだけでなく、数十種類のビタミンや脂肪酸などがバランスよく含まれています。
現代人にとって、ミネラルやビタミンをバランスよく摂取することはなかなか難しいですよね。食生活にかなり気をつかわないと、1日に必要なミネラルやビタミンをバランスよく摂ることはできません。
そんな方には、普段の食事に加えて、栄養バランスがとれたブルーグリーンアルジーをおすすめします。
値段はやや高めですが、健康食品ショップや通信販売で買うことができます。