マクロファージとは

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マクロファージmacrophage

マクロファージとは?

マクロファージとは、白血球の一種で生体内を運動しながら作用する遊走様の食細胞です。

死んだ細胞や、体内に生じた変性物質および侵入した細菌などの異物を捕食する作用を持ちます。

マクロファージは特に炎症反応や外傷反応の際に活発に働くとされており、免疫系の一部として免疫反応の中心を担う細胞でもあります。

マクロファージは、様々な機能を持つリンパ球などに再分化することが知られています。 マクロファージの主な作用としては、食作用と抗原提示の二つが主に挙げられます。

マクロファージが細菌、ウイルスなど生体内に生じた異物を細胞内に取り込んで除去する作用を食作用と呼びます。

この食作用の主な機能は、病原体への対処と細胞死の残骸の処理とされています。炎症などで傷ついた細胞の処理も、この食作用が利用されており、初期の炎症では好中球などが応答反応を担います。それ以外ではこのマクロファージが応答の中心を担う事が知られています。

またマクロファージは抗原を食作用によって摂取すると、分解した異物をいくつかの断片にして、細胞内に初めから持っていたMHC分子と結合させて細胞表面に露出させます。

これをヘルパーT細胞がシグナル伝達によって認識すると抗原に対する抗原反応が開始されます。この標識の提示を抗原提示と呼びます。

これをヘルパーT細胞がシグナル伝達ににょって認識すると抗原に対する抗原反応が開始されます。この標識の提示を抗原提示と呼びます。

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