活性酸素は、細胞を酸化させ老化の促進、免疫力の低下、ガンや動脈硬化、糖尿病、生活習慣病、血管を弱くするなど様々な害をもたらします。
呼吸で取り込まれた酸素が、三大栄養素からエネルギーを作る過程で変化して、2%ほどが活性酸素になります。
また、加齢、ストレス、睡眠不足、喫煙、過剰な飲酒、ハードな運動、紫外線、排気ガス(大気汚染)なども活性酸素が過剰に発生する原因になります。
本来、活性酸素は悪い存在ではなく、殺菌力が強いため細菌やウイルスなどの異物から体を守る働きがあります。必要以上に発生した活性酸素が、健康な細胞を攻撃(酸化)して私たちの体に悪影響を及ぼします。
活性酸素の発生や害の抑制には、抗酸化作用のある栄養素や食品が効果的です。
栄養素ではポリフェノール、コエンザイムQ10、βカロテン、ビタミンC、ビタミンE、カルテノイドが挙げられます。具体的な食品ではブルーベリー、トマト、ブロッコリー、にんにく、玉ねぎ、スーパーフード類などが挙げられます。
生活面では、規則正しい生活習慣、バランスの良い食事、ストレス解消、質の良い睡眠、入浴、軽い運動、適度な紫外線対策などがあります。
抗酸化力を高めることで活性酸素から体を守り、若々しく健康な体を維持することができます。