アボカドオイルの効果と効能について解説していきます。アボガドは多くの栄養を含んでいる上に、女性が好きな食材の1つでもあります。
果肉をスライスしてサラダで食べる人も多いですが、この果肉を使用して作られる「アボガドオイル」も今では人気を博しています。
今回はこのアボカドオイルについて、カラダにもたらす効果と効能をご紹介していきます。
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不飽和脂肪酸は、脂質を酸化させる過酸化脂質の抑制に一役買う成分といわれており、体内に入ることで他の栄養へと変わる成分です。
中でもアボガドオイルは「リノール酸」「オレイン酸」「リノレン酸」といった、「多価不飽和脂肪酸」を持っていることが特徴です。
リノール酸・リノレン酸に関しては体内で作ることができない成分ですので、食べ物などで外部から取り込む必要のある脂肪酸です。
アボカドオイルの不飽和脂肪酸は、血をサラサラにして血管の中が詰まらないサポートで期待できますし、動脈硬化・悪玉コレステロールを抑制するサポートや、デトックスにも一役買うといった嬉しい効果効能があります。
アボカドオイルにはペクチンも豊富に含まれています。
様々な植物が持っていて「多糖類」に分類されるペクチンには、糖尿病・肥満・便秘・動脈硬化・コレステロールの抑制をする効能がありますので、健康を考える人にとって嬉しい成分といえます。
しかし、アボガドオイルは油でできていますので、栄養が多い分コレステロールも摂取してしまうのではないかと、心配する人も中にはいることでしょう。
アボガドオイルの中にはトランス脂肪酸が若干含まれてはいるものの、コレステロールに関しては一切含有されていませんので、ダイエットや美容・健康面で気を遣いたい人も安心して使えます。
アボカドオイルにはマグネシウムも含まれています。マグネシウムは私たちの骨や細胞全般、血液の中などに含まれている成分です。
マグネシウムは体内におよそ25g持っているといわれていますが、その半数は骨に含まれていてわずか1%は血液に含まれています。
このマグネシウムの効能として、神経伝達・心臓機能を保つ働き・筋肉の動き・血圧をバランス良く保つ特徴の他に、片頭痛でも一役買うということで注目されている成分ともいわれています。
片頭痛は過労や睡眠不足、喫煙、ストレスが「急な血管収縮を起こす」「血小板がこびりつく」症状を起こすのが理由ですが、その片頭痛を緩和してくれるサポートをします。
アボカドオイルにはレシチンという成分も含まれています。
レシチンは、酸素・栄養を細胞に吸収させたり要らない老廃物などを出す特徴があるため、細胞をより良い状態に保ってくれる成分といわれています。
また、このレシチンは水・油どちらも相性が良いので細胞内にある老廃物を血中に送ったり、血管の中に付着したコレステロールを柔らかくして血の巡りを円滑にする効能を持っています。
そして、神経細胞に取り囲まれている脳にはその細胞を使って情報を伝える特徴がありますが、レシチンはその伝達をサポートする成分でもあります。
万が一レシチンが足りなくなると、脳内の情報を伝える働きに影響を与えるため、物忘れ・記憶力が下がる要因となります。
アボガドオイルをシンプルに摂るなら、そのままスプーンで15cc程度を摂りましょう。
普段食事の量をしっかり摂れない人でも、アボガドオイルが持つ効能や豊富な栄養、オリーブ油よりも多いビタミンEも気軽に摂取できます。
また、アボガドオイルの香りはクセがありませんので、パンやヨーグルト・サラダのような食材にかけても食べやすいです。
そして火を使う料理でも酸化しにくいので、安心して利用できます。