甘酸っぱさにプチプチとした食感が魅力のブラックベリー。
ジャムやスイーツのトッピングなどに使われることの多いブラックベリーは、ラズベリーなどに代表される木いちごの仲間です。
甘酸っぱさだけでなく、その小さくてかわいい見た目も、女性好みの素敵な彩りやエッセンスになります。
今回はそんなブラックベリーに含まれる栄養やその効能をご紹介します。
ブラックベリーには、ポリフェノールのひとつエラグ酸が含まれています。
エラグ酸は、 抗酸化作用があり高いアンチエイジング効果を持った成分で、老化の原因となる活性酸素の働きを抑える効能があります。
エラグ酸はチロシナーゼの働きを抑え、メラニンの沈着を防ぐ強い美白効果もあります。また、毛穴を引き締める収れん作用のあるタンニンも含みます。
ブラックベリーは、ポリフェノールであるアントシアニンも含みます。
アントシアニンは、目の機能を向上させ、眼精疲労、白内障や緑内障の予防に効果があります。
また、アントシアニンは抗酸化作用もあり、生活習慣病予防の効能もあります。
ビタミンEを多く含むのもブラックベリーの魅力のひとつ。
ビタミンEは、末梢血管をひろげ血行を良くする働きがあり、肩こりや冷え性の予防や改善などの効能があります。
また、ビタミンEはポリフェノールと同じく抗酸化作用を持つため、生活習慣病である高血圧や心筋梗塞の予防につながります。
ブラックベリーは、水溶性食物繊維のペクチンを含み、果物の中でもトップクラスの食物繊維の量です。
ペクチンは、便秘を改善するだけでなく、コレステロールの抑制、糖尿病や動脈硬化、肥満など予防する効能があります。
また、ブラックベリーのジャムがゼリー状になるのは、ペクチンの働きです。
ブラックベリーはクエン酸も多く含んでいます。
クエン酸は、疲労回復効果があることで知られる成分です。
また、 クエン酸には血液をサラサラにする効能もあるため、新陳代謝の促進にもつながります。
ブラックベリーには、ビタミンCも豊富に含まれています。
ビタミンCには、ストレスに対抗する作用を持つ副腎皮質ホルモンの合成を促す効能があります。
また、ビタミンCにも美白や美肌効果があり、肌にハリや潤いを与え、シミやソバカス、肌荒れなどの予防の効能もあります。
ブラックベリーには、抗酸化作用をもつ成分が豊富に含まれています。
上記の、エラグ酸、アントシアニン、タンニンだけでなく、サリチル酸、カテキン、エピカテキン、没食子酸などが含まれています。
ブラックベリーは、老化や生活習慣病などの予防だけでなく、アンチエイジング効果など女性にうれしい美容効果が期待できる果物です。
ブラックベリーは寒さにも暑さにも強く、家庭でとても簡単に栽培できると言われています。
農薬も不要で、必要なのは十分なスペースだけです。
自宅で採れたブラックベリーで、手作りジャムやデザートづくりに挑戦してみるのも素敵ですね。