エリンギの栄養と効能を解説していきます。コリコリとした食感が特徴的なエリンギ。
クセがなく食感がマツタケに似ていることから、家庭ではマツタケの代替食材として用いられることもあります。和風料理にも洋風料理にもマッチし使い勝手のよいきのこです。
そして、なんといっても低カロリーで食べごたえもあり、ダイエット食材としても人気です。
今回はそんなエリンギの栄養や効能についてご紹介します。
目次
エリンギの栄養と効能 一覧
エリンギの栄養には食物繊維が豊富に含まれており、これはきのこ類のなかでもトップクラス。
人の持つ消化酵素では消化できない食物繊維は、胃から腸を通って排出されます
便とともに腸内にある余分な老廃物や毒素もまとめて排出するので、腸内環境のデトックスに効果や効能があります。
低カロリーでダイエット食品としても人気の高いエリンギ。ダイエット中は便秘になりやすく、ダイエットと便秘解消を両立できる適した食材として注目されています。
エリンギには、パントテン酸も豊富に含まれています。
パントテン酸は別名ビタミンB5とも呼ばれる栄養素です。ビタミンCの働きをサポートしてコラーゲンの生成を助ける効能があり、お肌の美容と健康を維持する作用があります。
パントテン酸はニキビや肌荒れの予防に有効ですし、コラーゲンには肌の潤いやハリを保つ効能があります。
それを防ぐためにも、パントテン酸を摂取することがとても大切なのです。
エリンギの主な栄養に挙げられるのがナイアシン。
ナイアシンもパントテン酸と同じビタミンB群に分類される栄養素で、体内の有害物質を分解する効能があります。
とくにアルコールによって発生するアセトアルデヒドの分解に役立ち、アルコールの影響から身体を守っています。
お酒の飲み過ぎはナイアシン不足となり、ひどい二日酔いの原因になりやすくなります。また、お酒の利尿作用によって体内のミネラルも一緒に排出されるため、お水やスポーツドリンクを一緒に飲むのも良いでしょう。
この他にも、エリンギにはビタミンB1やB2、葉酸などのビタミンB群が含まれています。
エリンギには、β-グルカンも含まれています。
β-グルカンは食物繊維の一種できのこ類や大麦に含まれている成分です。
ナチュラルキラー細胞(NK細胞)やマイクロファージなどの免疫細胞の働きを活性化させる効果があります。
そのため、風邪やインフルエンザなどの、感染症の予防に効果があります。
また、エリンギを含むきのこ類のβ-グルカンは、がんを抑制すると期待されています。
この他、β-グルカンにも便秘を解消する働きがあります。便とともにコレステロールなどの老廃物を一緒に排出するため、コレステロール値の低下にも役立っています。
エリンギはダイエット食材として人気があります。そのカロリーは、100gでなんと約24kcal。ダイエット中の主食にぴったりですよね。
ただ、カロリーが少ないということは、エネルギーになりにくいということでもあります。
そのため、エリンギだけではエネルギー不足に陥ってしまうので、他の食材で栄養やカロリーを補う必要があります。
また、エリンギには便とともに便などの老廃物を排出し代謝をよくしてくれます。デトックス効果でむくみが解消しカラダがスッキリとするうえに、代謝がアップすることでダイエットにつながります。
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