こごみに含まれている栄養と効能をご紹介します。こごみとは、クサソテツとも呼ばれる山菜です。
こごみは、カロリーが低くて腹持ちも良く、食物繊維が豊富で整腸作用もあります。またカルシウムも入っているので骨や歯を作る上でもおすすめの食べ物です。
今回はそんなこごみに含まれている栄養とカラダへの効果、効能を詳しく見ていきましょう。
こごみに含まれる栄養にはβカロテンがあります。
βカロテンは体内でビタミンAに変化しますが、緑黄色野菜にたくさん含まれている事は知られています。
しかし、山菜のこごみにも豊富に入っています。その含有量はブロッコリーより多くなっています。
βカロテンはアンチエイジングに有効です。活性酸素を抑える効能がある事から、老化防止効果を期待できます。そのため肌の老化を抑える事や健康的な若々しい体を保つ上でも役に立つのです。
骨や歯を作る事は育ち盛りの子供には特に大事です。また大人でも骨や歯の強さを保つ事が必要です。そこでこごみが役に立ちます。
この山菜にはカルシウムを骨に定着させるビタミンKも含まれます。
カルシウムは体内に一番多くあるミネラルの事で、なんと99%は骨や歯の中に貯蔵されています。カルシウムは健康な骨や歯を作る上では欠かす事はできません
カルシウムを摂取するには乳製品や小魚などを積極的に食べるようにします。そして摂取できたカルシウムを定着させるために、ビタミンKを含むこごみも役に立つのです。
男性でも女性でも便秘に苦しむ人はいますが、改善するのに重要になるのは食物繊維の摂取です。こごみは食物繊維を豊富に含みます。
腸内環境を良くするためには善玉菌を増やす事が大事です。さらに腸内環境を酸性にキープする事も大事になります。
食物繊維は腸内で善玉菌の餌になる事から善玉菌が増えて善玉菌優位になります。それに加えて乳酸や酢酸などを代謝させる事により、大腸内を酸性に保つ事も出来るのです。
今の時代は食が欧米化していますから、食物繊維が不足がちの人もいます。こごみで補充すると腸内環境は良くなる事が期待できます。
こごみは腹持ちが良くてカロリーも低いです。こごみの味の特徴としてはワラビやゼンマイのようにはアクは多くありません。
採ってきたばかりの物なら生で食べる事も出来ます。味も強いクセもなくて食べやすい食材です。そんなこごみをおいしく食べるには天ぷらが適しています。
実はこごみの食べ方は天ぷらが一番人気があります。
天ぷらに非常に合う山菜である事に加えて、天ぷらなら下茹でなどの手間もないので揚げ物料理は適しています。