バラの栄養と効能についてご紹介します。
芳しい香りとひと際目を引く美しさで多くの人に愛されるのがバラです。多くの園芸品種があるバラの花には、多くの愛好家もいます。
ところで、バラは観賞するだけでなく、エディブルフラワーとして食用の栽培がされているのをご存じでしょうか。
食用のエディブルローズには安全性も求められ、観賞用のバラとは用途も栽培の工夫も違います。
実はバラの花は美しいだけでなく、豊富な栄養と効能があるといわれているのです。
では、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは食用バラの栄養と効能と効果についてお伝えしていきます。
目次
バラの栄養と効能 一覧
バラの香りにはストレスを緩和してくれる効能があります。
バラの香りは優雅で高揚感を与えてくれます。一方で気分を落ち着かせ、心身のリラックスにも効果があります。
ホルモンバランスをコントロールする働きも香りの効能にはあるので、PMS(月経前症候群)の緩和や肌荒れを防ぐ作用があります。
その他にも、胃腸といった消化器官の働きを活性化したり、エチケットで気になる、口臭や体臭(加齢臭も)も抑えると期待されています。
バラには美肌効果をもたらす栄養として知られるビタミンCが、レモンと同じくらい含まれています。
ビタミンCは水溶性のビタミンで、皮膚や粘膜、血管、骨などを作るのに不可欠な、コラーゲンの生成を助けます。
抗酸化作用の働きも加わって、たるみやシミなどの肌のトラブルを防ぎ、美肌・美白に導いてくれるのです。
また、骨を丈夫にしたり、免疫力を高めるほか、ストレスへの抵抗力を強める効能や効果があります。
ただし、ビタミンCは熱に弱くこわれやすいく、体内に蓄積することもできません。頻繁に摂る必要がある栄養素です。
バラの効能には、アンチエイジングや血行促進にも働きます。
脂溶性のビタミンであるビタミンEも、バラの栄養に含まれています。ビタミンEには抗酸化作用があり、細胞膜や体内の脂質を活性酸素から守る働きがあります。
老化や生活習慣病を防いでくれることから、アンチエイジングにも役立つでしょう。
また、ビタミンEは毛細血管の血行を促進し、新陳代謝を高めるため、冷えや肩こり、肌荒れを改善してくれます。さらに、コレステロール値を下げるなどの効能もあります。
バラの栄養として豊富なものには、抗酸化作用の高いポリフェノールもあります。
その量は、ポリフェノールが多いとされる赤ワインの10倍といわれています。
ポリフェノールの抗酸化作用は強力です。身体に老化や疾病などのダメージをもたらす活性酸素を除去してくれる働きがあります。
また、バラのポリフェノールには抗アレルギー作用もあるといわれています。
さらに、メラニンをつくる酵素を阻害してくれるため、シミやソバカスなどの予防効果など女性には嬉しい効能があるのも特徴です。
バラの抗酸化作用はポリフェノールのみならず、ビタミンCやEにもありますから、より抗酸化力に長けていると言えるでしょう。
栄養が豊富でさまざまな効能をもつ食用のバラの花ですが、実際、食べ方にはどのようなものがあるのでしょうか。
一般的なのは、バラの花やエキスを使った加工食品で、バラのジャムやジュース、ゼリー、カクテルなどの他、アイスや、ケーキ、クッキーなどです。
さらに、生食用のバラを、肉料理などのメインディッシュに添えたり、そのままサラダで食べるのもオススメです。
バラを食べたり飲むのが抵抗のある方は、サプリメントで試してみるのもいいかもしれません。
使い方によって、バラは食材としても香りを楽しむこともできます。いろいろ工夫して、栄養豊富な食用バラを味わってみてはいかがでしょうか。
"バラ"の関連情報