食用菊の栄養と効能をお伝えしていきます。
日本のエディブルフラワーと称される食用菊。エディブルフラワーとは「食べられるお花」のことです。
日本で古くから親しまれている食用菊は、お刺身の薬味に添えられたり、お浸しや彩りとして利用されています。
色とりどりの食用菊は、ピンクや黄色・紫などがあり、色合いとシャキシャキとした食感が、より食欲を増してくれます。
食用菊は飾りとしてではなく、食べることでその栄養を活用できます。そんな食用菊の栄養や効能に注目をしてみましょう。
目次
食用菊の栄養と効能
食用菊の栄養には、ポリフェノールの一種である、クロロゲン酸が含まれていることを覚えておきましょう。
クロロゲン酸は、ポリフェノールの一種で、食用菊をはじめ、コーヒーやゴボウ、長命草、じゃがいもなどに多く含まれています。
クロロゲン酸は、ガン細胞の増殖を防ぎ、ガン予防の効能が期待されています。
また、クロロゲン酸は強い抗酸化作用があり、細胞の変質を防いで、カラダを若々しく正常に保つ効果があります。
食用菊は、イソクロロゲン酸も含有しています。イソクロロゲン酸、ちょっと聞きなれない栄養ですね。
食用菊に含まれているイソクロロゲン酸もポリフェノールの一種で、抗酸化作用が強いため細胞の老化防止の効果が期待できます。
細胞の老化防止によってカラダが若々しく保たれるため、アンチエイジングの働きが期待できます。
食用菊には、アミノ酸化合物のグルタチオンも含まれています。
グルタチオンは、活性酸素のダメージから体を守る働きがある栄養で、細胞を若々しく保たち美肌・美白の効能があります。
解毒作用もあり、肝臓で有害物質の分解をサポートし、毒素や老廃物が溜まるのを防ぐ効能があります。
また、グルタチオンには、抗菌・殺菌作用もあり、食中毒の予防にも役立ちます
食用菊は、食材の腐敗防止に効果があるため、よくお刺身に添えられています。腐敗防止に加えて、いろどりも良いですね。
お刺身には、わさびだけでなく薬味として食用菊の花びらを散らし、お刺身と一緒に味わってみてください。
刺身についている食用菊は食べない人が多いですが、上記のような効能があるため、もったいないですね。
また、食用として苦みを少なくしているため、お浸しやポテトサラダに入れてシャキシャキとした食感も楽しめます。
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