名称 | さつまいも | 分類 | ヒルガオ科サツマイモ属 |
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旬の時期 | 9~12月ごろ | 主な産地 | 鹿児島、茨城、千葉など |
さつまいもは9~12月の秋から冬にかけて旬を迎えます。
秋から冬にかけての季節が、さつまいもの美味しい時期なんですね。ちょうど落ち葉を集めて焼き芋をするイメージの時期に旬を迎えます。
実は、さつまいもは収穫直後は甘くなく、1か月以上熟成させてから売り場に出されます。さつまいもの収穫は8~10月ごろですので、1ヶ月ほど熟成させた9~12月ごろが食べ頃の旬になります。
さつまいもの主な産地は鹿児島県、茨城県、千葉県などです。以下では産地ごとの生産量と旬の時期について見ていきます。
さつまいもの主な産地と旬の時期を見ていきましょう。鹿児島県産が多く、茨城、千葉と続きます。さつまいもの産地はとりあえずこの3県を押さえておきましょう。以下では産地別の旬の時期について詳しくご紹介します。
産地 | 生産量(収穫量(t)) | 旬の時期 | |
1 | 鹿児島県 | 295,100 | 9~11月 |
2 | 茨城県 | 165,500 | 12~2月 |
3 | 千葉県 | 105,200 | 10~1月 |
さつまいも主な産地と旬の時期
さつまいもの生産量全国1位は鹿児島県です。
鹿児島県大崎町に広がるさつまいも畑
鹿児島県産のさつまいもの旬は関東よりもやや早く9~11月ごろになります。鹿児島県は全国で40%ほどのシェアを誇り、生産量としてはダントツですね。さつまいもは「薩摩の芋」と書く通り、鹿児島から国内全域に広がったお芋です。本家本元といった感じでしょうか。
鹿児島県のさつまいもは、食用としても栽培されていますが、デンプン用、焼酎の原料、加工用としての栽培が多いのも特徴です。
さつまいもは水はけの良い土壌を好みますが、火山灰を多く含んだ鹿児島の土壌がさつまいもの育成には適しています。そういった土壌から鹿児島では「紅はるか」、「紅さつま」、「安納芋」、「黄金千貫」など様々な品種が栽培されています。
生産量2位は茨城県です。茨城県のさつまいもの旬はやや遅れ、12~2月ごろが食べ頃になります。
茨城県産のさつまいもは主に食用に生産されています。さらに、茨城県産のさつまいもは12~2月ごろに旬を迎えます。ピンときた方もいるかと思うのですが、ちょうど焼き芋のシーズンですね。
現に茨城県では焼き芋用のさつまいも生産が多く、全国に向けて出荷されています。冬に旬を迎える茨城のさつまいもは甘く、ホクホクして美味しいですね。
茨城産さつまいもの多くは、食用や干しいも用に栽培されており、「紅あずま」が有名ですが、ほかにも様々な品種が誕生しています。
千葉県で多く栽培されている「紅あずま」
生産量3位は千葉県で、旬の時期は10~1月ごろです。千葉県のさつまいもも茨城県同様、関東ローム層の水はけのよい土壌で栽培されています。
千葉県のさつまいもは、春から初夏にかけて植え付けを行い、夏から秋にかけて出始めます。出始めから1ヵ月以降の10~1月にかけてが旬(最もおいしい時期)なります。香取市、成田市、多古町などで生産がさかんに行われています。
千葉県は首都圏に近いため、主に首都圏向けのさつまいもとして生産されています。「紅あずま」、「紅はるか」、「シルクスイート」など多彩な品種が栽培されています。
10月に旬を迎える食品
山椒
旬の時期:4~6月、10~11月
栄養:カルシウム、鉄分など
カニ
旬の時期:10~2月
栄養:ビタミンB12、ビタミンE
柿
旬の時期:10~11月
栄養:ビタミンC、β-カロテンなど
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