あんこうanglerfish

あんこうの豊富な栄養と効能!肝には極上の味わいも

あんこうの栄養と効能

一度見たら忘れられないユニークな見た目で知られるあんこうは、冬の味覚である「あんこう鍋」として人気の魚です。

テレビ番組などで、吊るし切りと呼ばれる独特のさばき方を目にしたことのある人も多いのではないでしょうか。

あんこうは、骨以外は捨てるところが無いと言われるほど、食べられる部分が多いのが特徴で、特にあんこうの肝には栄養がたっぷりです。

今回は、あんこうの豊富な栄養と、その知られざる効能についてご紹介します。

あん肝のビタミンDがダントツ!- カルシウムの吸収を助ける

あんこうの肝臓であるあん肝には、ビタミンDが非常に多く含まれています。

あんこうと主な魚類のビタミンD含有量の比較

「日本食品標準成分表2015」より (可食部100gあたり)

あん肝とはあんこうの肝臓部分にあたります。あん肝は非常に豊富なビタミンDを含んでおり、全食品でもかつおの塩辛に次いで2位の含有量を誇ります。

上のグラフを見てわかる通り、すじこの2倍以上、鮭(さけ)の3倍以上のビタミンDが含まれています。肝は動物の肝臓ですので豊富な栄養が含まれていますね。牛肉などのレバーも豊富な栄養が含まれていることで広く知られています。

あん肝に多く含まれているビタミンDは、カルシウムとリンの吸収を助ける栄養で、骨の形成を促進する効能があります。

また、血中のカルシウム濃度を維持する働きもあり、神経の伝達や筋肉の収縮をスムーズにする効能があります。なお、ビタミンDは脂溶性の栄養ですので、油と一緒に摂ると吸収率が高くなります。覚えておきましょう。

ビタミンB2の多さにも注目!- 体内のエネルギー代謝を高める効能

あんこうはビタミンB2を豊富に含み、これもまた、あん肝がトップクラスの含有量を誇ります。

あんこうの肝に多く含まれているビタミンB2は、体内のエネルギー代謝を高める効能がある栄養で、特に脂質の分解を促すことで知られています。

さらに、過酸化脂質の分解を促すことで動脈硬化の予防にも効能があります。

また、細胞の新生や発育を促す効能もあるため、別名「発育のビタミン」とも呼ばれています。

ビタミン12の含有量の多さも必見!- 別名「造血のビタミン」

あんこうは、肝にビタミン12を多く含み、こちらもトップクラスの含有量を誇ります。あんこうの肝の栄養が非常に豊富なことが分かりますね。

ビタミン12は、赤血球を作るために必要な栄養であり「造血のビタミン」とも呼ばれます。

貧血やめまいなどに悩まされる人は、それらの症状の改善効能があるので、特に多く摂ってほしい栄養素です。

また、ビタミンB12には神経細胞の機能の維持や末梢神経を修復する働きもあります。うつ病や集中力の維持にも効果的です。

あんこうにはリン、ナイアシン、タンパク質の栄養も

あんこうにはリン、ナイアシン、タンパク質といった栄養が含まれています。

リンは、骨や歯を作る効能があるミネラルのひとつです。糖質代謝を高めたり、ナイアシンの吸収率を高めたりする効能があります。

ナイアシンは、体内でアルコールの代謝を促進したりアセトアルデヒドを分解する栄養素のため、二日酔いの予防効能があります。

さらに、皮膚や粘膜を健康に保つためにも大きな働きをしますから、皮膚を丈夫にしたい方は意識して摂りたい栄養でしょう。

タンパク質は、エネルギー代謝に必要な酵素の原料となる栄養ですので、免疫力を高める効能もあります。

毎日良質なタンパク質を適量摂ることは、健康な生活を送るために必須と言えるでしょう。

あんこうの肝の美味しさと栄養価の高さにも注目!

あんこうは身にも豊富な栄養を含みますが、肝(肝臓)にも非常に優れた栄養素を含んでいます。

生物は生存のために肝臓に需要な栄養をためこみます。あんこうはもちろん、レバーやカワハギの肝など他の食べ物の肝(肝臓)にも豊富な栄養がいっぱいつまっていますね。

前述したように、あんこうの肝臓にはビタミンD、ビタミンB2、ビタミン12などを非常に多く含みます。どれも貴重な成分ばかりで、様々な効能が期待できます。あんこうを食べるときにはぜひ、肝も食べたいところですね。

あんこうの肝は海のフォアグラとも呼ばれ、こってりした味わいが絶品です。

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