世界三大珍味のひとつであるフォアグラ。
フランス料理の高級食材として、その濃厚な味わいに惹かれ召し上がる方が多いのではないでしょうか。
濃厚な味わいというイメージから考えると、カラダにはあまり良くないような気がしまが、以外にもすぐれた栄養成分が含まれているのです。
そこで、フォアグラの栄養成分と効果について調べてみました。
フォアグラにはオレイン酸が多く含まれています。
オレイン酸は不飽和脂肪酸と言われ、酸化しにくいのが特徴です。悪玉コレステロール値のみを下げてくれることから、動脈硬化、高血圧、心疾患などの生活習慣病の予防に効果があります。
油脂類はカラダに悪いというイメージが大きいかと思いますが、実は脂そのものが悪いのではなく酸化してしまうことに問題があるのです。
オレイン酸のような酸化しにくい脂を適度に摂ることは、健康的なカラダを作るうえで重要です。
フォアグラには肌のビタミンとも言われているビタミンAが多く含まれています。
ビタミンAは皮膚細胞を活性化させる効果があり、老化を防いでアンチエイジング効果を発揮する栄養です。
オレイン酸の抗酸化作用も加わり、若々しいカラダ作りに重要です。
フォアグラは、ビタミンB群が豊富です。中でも特に多いのが、ビタミンB12と葉酸です。
ビタミンBは、各自にそれぞれの働きがありますが、体内ではおもに補酵素として働き酵素を助けています。
赤いビタミンと呼ばれるビタミンB12は、葉酸とともに働いて悪性貧血を防いでくれる効果があります。
葉酸は、新しい血液や細胞の形成を助ける効果があるため、妊娠初期の女性や胎児にとって積極的に取り入れたい成分です。
銅はミネラルの一種で、フォアグラに多く含まれています。
銅が不足すると赤血球を運ぶヘモグロビンがうまく合成できなくなるため、貧血の症状が出てしまいます。
また、銅には細胞間の結合組織となる働きがあり、丈夫な骨や皮膚をつくるコラーゲンの生成にも欠かせない栄養素です。