赤貝の栄養と効能

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赤貝に含まれる栄養とその効能とは?

赤貝の栄養と効能

赤貝の栄養とその効能について学んでいきましょう。歯ごたえの良さが魅力の赤貝。

赤貝は寿司やお刺身として食しますが、縄文時代の貝塚から発見されるほど、昔から日本人に愛されてきた食材のひとつです。

赤貝は、タンパク質が豊富で脂質や糖分ほぼないため、ヘルシーなイメージが強い食品ですが、実際にはどのような栄養や効能があるのでしょうか。

今回は、赤貝の栄養や効能に迫ってみたいと思います。

良質なタンパク質を含む - 血や肉となる重要な栄養

赤貝に含まれている栄養で注目すべきは、タンパク質です。

赤貝に含まれているタンパク質は筋肉や血液、皮膚、爪、臓器などを作るために重要な役割を持っており、健康を維持するためにはなくてはならない栄養です。

タンパク質が不足すると免疫力が低下してしまうことから、さまざまな病気を引き起こす原因となってしまいます。

また、エネルギー源としての利用や、酵素やホルモンの材料にもなっている大切な栄養です。

赤貝には肝臓を守るタウリンが - 肝機能アップの効能

赤貝を含め、貝類にはタウリンという栄養が多く含まれています。

赤貝に含まれているタウリンは、血圧やコレステロール値、血糖値を下げる効能があります。

また、タウリンは肝機能を高め、体内で不要なものを排出する解毒効果がアップします。その結果、むくみや息切れ、動悸などの症状を改善してくれるのです。

タウリンにはアルコールを分解する酵素の働きを助ける効能もあるので、お酒のつまみを赤貝などの魚介類にすると良いかもしれませんね。

ビタミンB12の含有量はトップクラス - 赤血球を作る効能あり

赤貝などの貝類にはビタミンB12が多く含まれています。

ビタミンB12は、赤血球中のヘモグロビンの生成を助ける栄養で、正常な赤血球を作るため貧血の予防の効能があります。

赤血球の役割は新鮮な酸素を体中に運び、代わりに体内の二酸化炭素を排出することです。

赤貝には鉄分も含まれる - 鉄欠乏性貧血を予防する効果

赤貝には、人間にとって必要不可欠な鉄分も含まれています。

赤貝に含まれている鉄分は、血液の主成分となる栄養で貧血予防の効能があります。また、おなじく血液に関わるヘモグロビンも含みます。

また、鉄分の働きには、酸素を運んだり、筋肉の収縮を助けたり、エネルギーの生産を手助けするなどもあります。

特に女性は毎月の月経で血液を定期的に失うため、鉄欠乏性貧血になりがちです。倦怠感や頭痛が続く、イライラ、朝スムーズに起切られないなどは、鉄分やビタミンB12などの栄養が不足している可能性があります。

亜鉛も含まれる - 味覚を正常に保つ効能

赤貝には、味覚を正常に保つ効能がある亜鉛という栄養も含まれています。

味を感じるのは、舌と上顎の奥にある味蕾という小さな器官で、代謝がとても盛んな細胞です。亜鉛が味細胞の代謝に重要な役割を果たし、味覚を維持します。

また、亜鉛欠乏が悪化すると、皮膚炎や脱毛、爪の異常、免疫力の低下などの症状も現れるようになります。

赤貝など、亜鉛を含む食材からしっかりと補うようにしましょう。

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