ヤマモモの栄養と効能

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ヤマモモbayberry

ヤマモモの栄養と効能

ヤマモモの栄養と効能

ヤマモモの栄養と効能についてご紹介します。ヤマモモ科に属する植物の果実の1つで、名前にモモが付きますがとは別種です。

このヤマモモには甘み成分と酸味成分がバランスよく含有されていて、甘すぎず酸っぱすぎることもなく、独特の風味がします。傷むのが早くあまり出回っていないので「幻の果実」とも呼ばれているそうです。

ヤマモモは量は多くないもののさまざまな栄養素が入り、健康面や美容面において優れているでしょう。

この記事では、クエン酸やビタミンなど代表的な栄養や成分ごとの効能や、ヤマモモのおすすめの食べ方などを紹介していきます。興味がある人は是非、参考にしてみてください。

疲労回復に優れるヤマモモ!- クエン酸が持つ効能とは?

ヤマモモの栄養にはクエン酸やブドウ糖が含まれています。

ヤマモモの酸味を生み出しているのはクエン酸ですが、その働きはそれだけではありません。疲労回復効果を期待することができます。

人間は生きていく上でエネルギーが必要になりますが、これは食べ物から摂取しています。ヤマモモを食べてクエン酸を体に取り込むと、効率的なエネルギー生産が可能になって疲労から早く回復するようになります。

そして、体への吸収が良くエネルギー源となるブドウ糖も含むため、より疲労回復効果が高くなると言えるでしょう。

また、クエン酸にはこの効能とともに殺菌、除菌作用もありますので、微生物の繁殖も防止してくれます。

アントシアニンは老化の原因、酸化予防に嬉しい栄養とその働き

ヤマモモは深い赤色をしていますが、その色を作り出しているのはアントシアニンという色素成分です。

このアントシアニンはポリフェノールの1種であり、強力な抗酸化作用を持っています。

人間の老化をもたらすのは活性酸素の生成にあります。抗酸化作用は活性酸素を体内から除去してくれるので、肌だけでなく細胞全体も含めた体の老化も防止してくれる効能があります。

アントシアニンはこうした効能が期待できる成分なので、ヤマモモは女性にも男性にも嬉しい果実です。

β-カロテンが持つ、細胞修復作用とは?

ヤマモモの栄養成分にはβ-カロテンが入っています。

この成分はアントシアニンと同様に強い抗酸化作用があります。また、それだけでなく細胞修復作用も持っています。これは活性酸素などによる細胞へのダメージを修復する効能のことです。

これによって生活習慣病になるのを防いで、動脈硬化やがんの発症を防止してくれます。

β-カロテンの一部はビタミンAとしての作用もあるため、視力改善の効能もあります。

ヤマモモには豊富な種類のビタミンB群 - 粘膜や肌の健康維持の栄養

ヤマモモには量は多くないものの、ビタミンB群が含まれています。ビタミンB群は各ビタミンにそれぞれの働きがあるだけでなく、お互いに作用しあい効果を発揮します。

ビタミンB1やB2、ナイアシンやパントテン酸、葉酸などの栄養がヤマモモには含まれています。

ビタミンB群は三大栄養素の代謝に関わり、エネルギーを生み出して疲労回復にも役立ちます。なかでもビタミンB1は疲労回復のビタミンとも呼ばれています。

また、新陳代謝を促す効能もあるため、肌や粘膜の保護や健康維持に働き、美肌や美容には欠かせない栄養です。

生食のほかジャムや果実酒にもおすすめ

ヤマモモはそのまま生の状態でも食べられますが、加工して食べることも可能で、ジャムや果実酒、シロップ漬けなどが作れます。

ヤマモモの果実酒は腹痛や歯痛を和らげる効能があるとされています。自分で加工するのは難しいので通販などで購入するといいでしょう。

一方、ジャムも市販のものが買えます。もしご自分で作る場合は、ヤマモモとその重量の半分程度の砂糖を入れて煮詰めていくだけで簡単に作れます。

手作りは少し面倒ですが、砂糖の量を調節できるのでカロリーや糖質の摂りすぎを抑えられるメリットがありますね。ヤマモモは加工すると普段の食事に取り入れやすくなるのでおすすめです。

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