ざくろの効能と効果、含まれる栄養素についてご紹介します。ざくろは、つぶつぶとした果実と、口の中で酸味とともにはじける食感が大きな特徴です。
そのまま食べるだけでなく、ジュースとしても女性に人気のある果実ですよね。
原産地はペルシャ地方で、昔から高貴な果物として珍重されていたざくろ。その歴史はなんと有史以前にさかのぼるとか。
今回はそんな歴史あるざくろの効能や効果に注目してみましょう。
目次
ざくろの効能と効果
ざくろには体内の水分代謝に深く関わるカリウムが豊富に含まれています。
カリウムは細胞内の不要な水分代謝に働きかけて、正常な浸透圧を保つように作用するのが大きな特徴です。
また利尿作用もあるため、血圧を下げるほか、身体のむくみ解消や予防に大きな効能があります。
ざくろは、ミネラルの一種である銅の含有率も高いことでも知られる果物です。
銅は、体内で鉄を強力にサポートしながら赤血球の合成を助けるため、貧血予防や解消に大きな効能があります。
また、銅の働きとして見逃せないのが、細胞間の結合素組織となってコラーゲン生成に関わる点。
コラーゲンは健康で美しい髪や肌をつくるのに欠かせない成分で、アンチエイジングの面でも効果が期待できます。
ざくろは、新陳代謝やアンチエイジングに非常に大きな役割を持つビタミンCの宝庫です。
ビタミンCは、人の体内の消化や新陳代謝に必要不可欠な、酵素の構成要素となります。
さらにビタミンCはコラーゲンの生成にも不可欠な栄養で、ハリやツヤのある若々しいお肌に導き、アンチエイジング効果に大きな期待もできます。
ざくろに含まれているビタミンCはマルチプレイヤーな栄養素と言えますね。
ざくろには、ポリフェノールの一種であるアントシアニンが多く含まれています
アントシアニンは、ざくろのように赤い果実類に多く含まれ、主に目の働きを良くしたり、視力アップに効果があったりします。
普段から目を酷使したり、パソコンやスマホを見たりする機会が多い方には、積極的な摂取をおすすめしたい栄養素です。
抗酸化作用から、体内の活性酸素の除去や免疫力アップなど、健康に関するさまざまな効能も見逃せません。
日本で観賞用として庭木に実っているざくろは、ほとんどが小ぶりかつ酸味が強いため、食用には向きません。
現在、食用として販売されているものは、カリフォルニア産がほとんど。できるだけ果皮が鮮やかな赤色をしているものを選びましょう。
ざくろは、中身の赤い小さなつぶつぶの部分だけを食べるため、可食部分はおおよそ2割程度と言われています。
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