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空芯菜chinese-water-spinach

空心菜の栄養と効能について

空芯菜の栄養と効能

中華料理やエスニック料理の定番食材として知られる空芯菜(くうしんさい)。

ヒルガオ科サツマイモ属の野菜で、「ヨウサイ」や「通菜」とも呼ばれます。また、栄養価がほうれん草に似ていることから「夏ほうれん草」という別名もあります。

シャキシャキとした歯切れのよい食感が特徴的な葉野菜ですが、あまり馴染がないという方も多いのではないでしょうか?

今回は、そんな空芯菜の栄養と効能について。おいしくてヘルシー、調理も簡単な空芯菜の魅力をご紹介します。

空芯菜にはβ-カロテンが含まれている

空芯菜にはβ-カロテンが含まれています。

β-カロテンは、体内でビタミンAに変換される栄養素。ビタミンAには粘膜組織を強化して免疫力を高める効能があるので、β-カロテンを摂取することで風邪などの病気を予防することができます。

摂りすぎると健康に悪影響がでる恐れもあるビタミンAですが、β-カロテンの状態で摂取すれば身体が必要としている量のビタミンAに変換されるので、摂りすぎる心配もありません。

抗酸化作用があるビタミンEも含まれている

空芯菜の栄養で、β-カロテンに次いで含有量が多いのがビタミンE。

ビタミンEは脂溶性ビタミンに分類される栄養素で、体内に活性酸素を除去する抗酸化作用があります。

同じく抗酸化作用があるビタミンA、ビタミンCと協力して、細胞の酸化を防ぐ効能があります。

空心菜には食物繊維も含有

食物繊維を含んでいることも、空芯菜の魅力の一つです。

空芯菜に含まれている食物繊維は水溶性。胃のなかの水分を吸ってゲル状に膨らみ、腸を通って便として排出されます。

ゲル状になった食物繊維が腸を刺激することで便がでやすくなるほか、老廃物をまとめて排出してくれます。

便秘は美容の大敵。お通じのことで悩みがちな女性にとって、空芯菜は心強い味方です。

暑い時期にぴったり! 空芯菜は夏野菜で「寒」の食材

空芯菜は、気温が高くなる夏に旬を迎えます。

一般的に葉物野菜は暑さに弱いものが多く、夏にはほとんど出回りません。暑い時期にこそたくさん出回る空芯菜は、夏場でも新鮮な状態で食べられる野菜として貴重な栄養源です。

さらに、空芯菜は「寒性」の食材。体内の余分な熱を奪い、体感温度を下げる効能があります。

外気温が高くても、空芯菜を食べて体感温度を下げれば過ごしやすくなります。暑さが苦手という方は、空芯菜を食べて快適に夏を乗り切りましょう。

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