油揚げの栄養と効能についてお伝えしていきます。
木綿豆腐を揚げて作られる油揚げ。主にいなり寿司や煮物などに利用され、お酒のおつまみとしても重宝します。
豆腐から作られる油揚げは大豆由来の加工食品です。厚揚げやがんも同じく豆腐から作られます。
地域によって形や厚さ、呼び名も異なり、「薄上げや厚揚げ、お揚げ」などと呼ばれています。
今回は、油揚げにどのような栄養や効能があるのかをご紹介します。
目次
油揚げの栄養と効能 一覧
大豆由来である油揚げには、大豆イソフラボンが豊富に含まれています。
大豆イソフラボンは、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンと似た働きを持つため、骨粗鬆症や更年期障害予防の効能があります。
また、エストロゲンの分泌量が減少することによって起こる、PMSの症状を和らげる働きもあります。
油揚げにはサポニンも含まれています。
油揚げに含まれているサポニンは、血中のコレステロール値や中性脂肪を減らす効能があります。
特に、高血圧や肥満が気になる方にとって、サポニンは欠かせない栄養素です。
他にも、血糖値を下げる効能もあり、生活習慣病の改善に役立つ栄養です。
油揚げは、ビタミンEを含んでいることも覚えておきましょう。
ビタミンEは血行促進作用がある栄養で、血行が悪くなって引き起こる冷え性の解消やしもやけの予防などの効能があります。
また、強い抗酸化作用を持っていることから、アンチエイジングの効能も期待 できます。
ビタミンEは油と相性の良い栄養なので、油揚げは効果的な食材です。
油揚げは、大豆レシチンが豊富に含まれることも特徴です。
大豆レシチンは、油揚げの原料となる大豆に含まれる不飽和脂肪酸のひとつで、細胞膜を生成する際に必要な栄養です。
大豆レシチンは、血管内にこびり付いた不用なコレステロールを溶かして排出する作用があるため、血管の若返りや血行促進、血圧を下げる効能があります。
油揚げには、大豆タンパク質も豊富に含まれています。
大豆タンパク質は、大豆に含まれている植物性のタンパク質で、体のありとあらゆる臓器や構成物を作るために欠かせない栄養です。
さらに、大豆タンパク質には血中のコレステロールや中性脂肪を抑える効能も認められています。
油揚げに酢飯を詰めた姿が「米俵」に似ていることが「お稲荷さん」の由来です
地域によっては三角型のタイプもあり、一説には、商売繁盛と豊饒の稲荷神にお供えしていたことから、親しみを込めて呼ばれるようになったとも言われます。
油揚げは、油で揚げている分カロリーが高くなります。料理に合わて油抜きを行うと多少カロリーがおさえられます。
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