田七人参の効果と効能をご紹介します。
田七人参(デンシチニンジン)は中国などで古くから栽培されていて、漢方としても使われています。不老長寿のための薬として使われるだけあって、体の不調時などに摂取をすると良いとされている食品です。
一方、一般的なオレンジ色の人参は、料理などにもよく使われ栄養も豊富です。一般的な栄養成分は含まれているものの、健康効果を増進するまでの期待はできません。
田七人参は高麗人参とともに滋養強壮や疲労回復効果が期待されています。
ここでは田七人参の効果と効能をお伝えしていきます。
目次
田七人参の効果と効能 一覧
田七人参には高血糖を抑制する効果があります。
田七人参にはパナキサトリオールと呼ばれる有効成分が含まれていますが、糖への作用があるとして血糖値を低下させる効能が注目されています。
高血糖になるとそうでない人に比べ、血液から筋肉への糖の取り込む量が少なくなっていると言われています。
パナキサトリオールには、筋肉に糖を取り込む量を増加かせる効果が発見されています。また、食後の血糖値のみならず、空腹時血糖値にも有効であることも分かっています。
このように、田七人参のパナキサトリオールには、高血糖を抑制する働きがあります。
血液検査などで高血糖であると診断されると、一定の治療を行ったり食事の改善などが必要になります。これまで高血糖で悩んでいた人が田七人参を摂取すれば改善できるかもしれないと、期待されています。
田七人参には貧血予防の効果も期待されています。
普通の人参にも栄養分はたくさんあり、積極的に摂取すると良いとされます。ただすべての栄養分が含まれているわけではありません。
田七人参は鉄分が多く含まれていて、普通の人参に比べると差は歴然です。
鉄分といえば血液を構成する重要な栄養素で、不足すると貧血になりやすくなります。日常生活にも影響し、特に女性は生理があるので貧血気味の人が多いかもしれません。
田七人参を摂取すれば鉄分をしっかり摂取できるので、貧血予防に役立てることができます。
また、貧血対策は鉄分の摂取だけではできないこともあります。ビタミンCが鉄分の吸収を上げてくれたり、ビタミンB12や葉酸が必要な場合もあります。
田七人参に含まれている有機ゲルマニウムには、酸素を体の隅々まで運ぶ効果があります。
呼吸は酸素を取り込み、その酸素は全身に送られ、各細胞などで使われます。酸素が体の隅々まで届かないと酸素不足に陥り、体調不良になるかもしれません。
田七人参には有機ゲルマニウムが多く含まれています。こちらには酸素を積極的に運んでくれる役割があり、さらに免疫力を高めるなどの効果も期待されています。
しっかり呼吸をしているのに酸素が十分行きわたらない状態なら、田七人参から有機ゲルマニウムを取り入れるとうまく酸素が行きわたるようになるかもしれません。
人参には一般の人参の他、漢方として使われる田七人参などがあります。その他に高麗人参があり、こちらも漢方として使われています。
田七人参は中国では古くから不老長寿の薬として、健康な体を維持する効能がある食品として使われてきました。
よく知られているのは、肝機能を高めたり免疫力を高める効能です。肝臓は体の中でも重要な臓器ですが、その働きを整えてくれます。
免疫力が高まれば、病気の原因が発生したとしても病気になりにくくなります。