滋養強壮や疲労回復など、栄養ドリンクのイメージが強いガラナ。
ガラナは、南米のブラジルを原産地とする植物で、先住民ガラニス族は、強壮・疲労回復・鎮痛効果があると飲料や薬の材料として古くから利用してました。
ガラナは、直径8ミリほどの種子を加工して使用します。この種子はカフェインの一種を含み、栄養ドリンクやサプリメント、またコーラにも利用されます。
そんなガラナについて、詳しい効果や効能をご紹介いたします。
目次
ガラナの効果と効能
ガラニン(グァラニン)は、ガラナに含まれているカフェインの一種で、ガラナの主成分です。
ガラナに含まれているガラニンは、カフェインの一種ですが、カフェインは吸収されてから5分程度で効能が現れるのに対し、ガラニンはゆっくりと2時間以上もかけて吸収されます。
そのため、穏やかな覚醒作用が続き、神経への負荷が少なく中毒性が少ないや、血流を促がして疲労回復などの効果もあります。
また、ガラナに含まれるカフェインの量は、コーヒーの3~5倍といわれます。ガラナにはコーヒーよりもはるかに強いカフェインが含まれているんですね。
ガラナには、テオブロミンが含まれています。
ガラナに含まれているテオブロミンはカカオ豆にも含まれる成分で、これもまた、カフェインに似た作用があります。
大脳を直接刺激して、集中力や記憶力を高めてくれる効果が期待できます。 それと同時に、自律神経に作用して精神をリラックスさせる効果もあります。
ガラナに含まれるテオフィリンは、喘息の治療薬として有名な成分です。
テオフィリンには、筋肉を弛緩させたり、気管支を広げたりする効能があり、喘息の症状の緩和に効果があります。
また、中枢神経を興奮させる作用を持つため、精力増強にも効果を発揮します。
ガラナに含まれるタンニンの含有量は豊富で、生活習慣病の予防に効果があるとされています。
一般的に、体内の悪玉コレステロールが酸化してしまうと、動脈硬化などの生活習慣病を引き起こしたり、老化を促進させます。
しかし、タンニンの持つ抗酸化作用には、上記の症状を抑える効能があります。
また、ガラナには、血糖値の上昇や脂質の吸収を抑制する効果のあるカテキンも含まれます。
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