お中元やお歳暮のギフトとしても定番のハム。
厚切りにしたステーキ、スライスハムはサラダにお弁当と、さまざまなアレンジをして食べることができます。また、種類もロースから骨付きと豊富です。
しかし、ハムの栄養効果に注目している方は決して多くないでしょう。以外にもハムには栄養が含まれています。
今回は、ハムの栄養・効果について詳しくご紹介していきます。
豚肉に含まれる豊富なタンパク質は、当然ながらハムも豊富に含んでいます。
タンパク質は、脂質・炭水化物とともに「3大栄養素」のひとつで、私たちに欠かせない栄養です。
タンパク質には、筋肉、皮膚、骨格といったカラダを構成し、健康なカラダをつくる効果があります。
タンパク質は体内で常に消費されるため、毎日の食事からの摂取が不可欠です。
ビタミンB1も、ハムを語るうえで欠かせない栄養素のひとつです。
炭水化物をエネルギーに変えるのが、ビタミンB1の主な働きとなります。
そのため、ビタミンB1が不足してしまうとエネルギー不足に陥り、倦怠感や疲労感を感じやすくなります。
夏は、夏バテを防ぐためにビタミンB1を含むハムと一緒に、炭水化物・野菜や果物をバランスよく食べるのがオススメです。
ビタミンB群のひとつ、ナイアシンを含んでいるのもハムの特徴です。
ナイアシンは、ホルモンが生成される際に必要な物質へと変化し、体内細胞の入れ替わりを助けてくれる栄養素です。
皮膚、粘膜の細胞の生まれ変わりを促し、肌をなめらかにする効果があります。
近年では、皮膚や粘膜への効果だけではなく、しみ・そばかすなどに働きかけるアンチエイジング効果でも注目を集めています。
ハムは、ミネラルの一種リンもたくさん含んでいます。
リンは、骨や歯の生成材料となるほか、糖の代謝を高める効果があります。また、ナイアシンの吸収を助ける栄養でもあります。
ただし、リンの摂りすぎはかえって体内のカルシウム量を減少させることがあります。ハムはナトリウムも多く含むので適量を食べるようにしましょう。
また、ハムは、カルシウムとマグネシウムが少ないので、これらを含むチーズやアーモンドなどと合わせて食べましょう。
アメリカでは七面鳥、日本ではチキンを食べるのが一般的ですが、北欧では豚は豊穣の象徴とされ、クリスマスにはハムが食べられているようです。
このクリスマスハムは、豚ももの大きなブロックを一晩かけて焼いて作ります。
北欧のクリスマスには、愛情が詰まった手作りハムが欠かせない存在なのです。