金柑に含有している栄養ともたらす効果・効能についてご紹介します。
甘酸っぱさが特徴の金柑は、見た目が小さくかわいい柑橘類です。
皮のまま丸ごと食べられる金柑は、手軽さでも人気。7月から9月ごろには白くて可愛らしい花を咲かせることでも知られています。
今回は、金柑に含まれる栄養と効能についてクローズアップしていきましょう。
目次
金柑の効能と栄養
金柑には、ビタミンCの栄養が豊富に含まれています。
ビタミンCは、美白や美肌効果が高く、女性にうれしい効果がある栄養です。
また、ビタミンCには免疫力をアップさせる効能があることにも注目です。
風邪予防や風邪を引いたときの改善として、ビタミンCは効果を発揮してくれます
金柑は、ヘスペリジンを含有していることにも注目です。
金柑に含まれているヘスペリジンは、青みかんなど柑橘類の皮の部分に多く含まれる栄養成分です。
ポリフェノールのひとつで、別名「ビタミンP」とも呼ばれ、毛細血管の強化など、血管を丈夫に保つ効能があります。
他にも、アレルギー反応を抑制する効果があり、花粉症などのアレルギーをお持ちの方には嬉しい栄養成分です。
金柑には、ペクチンも含まれています。
ペクチンは、ゲル化作用を持つ食物繊維のひとつとしても知られています。
整腸作用がある栄養ですので、腸の健康を維持する効能があります。
下痢や便秘などの予防や改善に役立ちますので、お腹を壊しやすい方は積極的に摂るようにしましょう。
ビタミンEが多めに入っているのも金柑の特徴です。
ビタミンEは、強い抗酸化作用があることで知られており、細胞のアンチエイジングに大きな効能があります。
また、血管を柔軟にする効能もあるので、動脈硬化の予防など血管年齢を若く保つためにも役に立つでしょう。
ビタミンEは脂溶性ですから、油を使って調理すると吸収率が高まります。
金柑には、カルシウムも入っています。金柑にカルシウムが含まれているとは、ちょっと意外ですね。
カルシウムは、健康な骨や歯を作るためには不可欠な栄養で、特に成長期の子どもや女性には欠かせません。
カルシウムは、体内吸収率を良くするためにも、ビタミンDと一緒に摂ることをおすすめします。
金柑は、古くから風邪薬として利用されていた歴史を持っています。
現在でも、金柑をはちみつで煮て甘露煮にしたものを食べると、咳が鎮まって風邪に効果的とされていますよね。
金柑は、皮ごと食べられる柑橘類、ビタミンなどの栄養が含まれていることからも、甘露煮のような食べ方は理にかなっていると言えるでしょう。
また、体が温まることで新陳代謝や免疫力を高める効能も期待できる果物なのです。