グァバに含まれている栄養と効果をお伝えしています。南国を代表するトロピカルフルーツ、グァバ。
日本では温暖な気候の沖縄県や鹿児島県で栽培されています。グァバはそのまま食べるだけでなく、ジュースやジャムなどの加工品としても人気のある果物ですよね。
太陽の光をたっぷり浴びて育つ、グァバの気になる栄養と効果をまとめてみました。
目次
グァバの栄養と効果
グァバは、ビタミンCの含有量が豊富です。その含有量はなんとレモンの2倍以上!
(果物ではアセロラに次ぐ2位のビタミンC含有量)
ビタミンCは、アンチエイジングや美肌、日焼け防止など、美容全般に大きな効果があることが特徴的な栄養です。
それだけでなく、ストレス対策や免疫力を向上させる効能があります。
ビタミンCは水溶性で体内に蓄積することができない栄養のため、こまめに摂取するのがおすすめです。
グァバには、ポリフェノールが豊富に含まれています。
ポリフェノールは、第6の栄養素とも呼ばれ、植物に多く含まれる色素や苦みの成分など化合物の総称です。
細かい種類分けをすると、なんと数千種類にもなると言われています。
ポリフェノールには、強力な抗酸化作用があり、老化防止や免疫力の向上に作用するほか、ガン予防にも効果が期待されています。
グァバには、抗酸化作用の強い栄養、ビタミンEも多めに含まれている点もポイント。
ビタミンEは、全身の血行を促進する働きがある栄養なので、血行不良による頭痛や肩こり、腰痛の改善に効果があります。
また、ホルモンバランスを整えることで、更年期障害を予防する効能が期待できます。
ビタミンEは脂溶性のビタミンですが、ビタミンAやビタミンCなど、同様に抗酸化作用が強い栄養と一緒に摂るとさらに効果的です。
グァバには、β-カロテンもたくさん含まれています。
β-カロテンは、体内に入ると必要に応じてビタミンAに変化する栄養です。
また、強い抗酸化作用により、体内の活性酸素を除去することで老化防止や免疫力向上にも効果があるとされています。
さらに、暗いところで視力が落ちる夜盲症の予防など目の健康を守るほか、皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあることも注目すべきポイントです。
グァバ茶は、グァバの葉と果実の皮を煎じたお茶で、グァバ葉ポリフェノールが含まれます。
グァバ葉ポリフェノールは、でんぷんの分解酵素αアミラーゼの働きを抑制して、食後の血糖値の上昇を緩やかにする効果があります。
とくに食前と食事中にグァバ茶を飲むのが効果的です。
栄養豊富なグァバですが、グァバは、まず表皮の色が美しい黄緑色をしていて、できるだけ傷がないものを選びましょう。
さらに、グァバは香りが強くて丸くきれいな形をしているものが良いとされています。緑色が強いものは未熟な果実のため、しばらく常温に置いて熟させる必要があります。
食べごろになったら、冷蔵庫に入れて早めに食べ切りましょう。
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