シークワーサーがもたらす効能や栄養についてご紹介します。沖縄のフルーツの中でも、さわやかな酸味で人気の柑橘類、シークワーサー。
この名前は、沖縄の方言で「酸っぱい」を表わす「シー」と、「食べさせる」を意味する「クワーサー」に由来しています。
シークワーサーは、ジュースやカクテルの材料としても、人気が高まっています
今回は、シークワーサーに詰まった栄養とその効能に迫ってみましょう。
目次
シークワーサーの効能と栄養
シークワーサーには、ノビレチンという栄養が含まれているのが特徴です。
ノビレチンは、柑橘類に多く含まれているフラボノイドの一種で、中でもシークワーサーに多く含まれています。
ノビレチンには、血圧や血糖値の上昇をおさえる効能があるほか、ガン細胞抑制の効能が期待されています。
ノビレチンは、シークワーサーの皮部分に多く含まれているので、皮ごと絞ったりすりおろして食べるのがおすすめです。
シークワーサーには、ビタミンCが含まれています。
ビタミンCは、美肌作用で知られている栄養ですが、中でも美白の効能が高い点に注目です。
これは、ビタミンCがお肌の新陳代謝を活発にしてメラニン色素を排出しやすくする働きのためです。
特に、夏の紫外線が気になる人やシミやソバカスをこれ以上増やしたくない人は、ビタミンCを積極的に摂るようにしましょう。
シークワーサーには、クエン酸も含まれています。
クエン酸は、疲労回復に大きな効能を持つ栄養で、慢性疲労に悩んでいる人にとっては欠かせない存在です。
ほかにも、肩こりや腰痛、冷え性を改善する効果、キレート作用、肥満や生活習慣病を予防する効能などがあります。
しかし、クエン酸は強烈な酸味があるため、酸味が苦手な人には摂取しにくい成分です。
シークワーサーをはじめとする酸味が特徴的なレモンなどの柑橘類、またはサプリメントなどを活用した摂取方法も良いでしょう。
シークワーサーには、ビタミンB1も含まれています。
ビタミンB1は、特に糖質の代謝を促す栄養で、ご飯やパンなどの炭水化物を多く食べる人は、代謝をスムーズに行うためにもビタミンB1が必要です。
糖質の代謝を促進する働きは、夏バテ防止の効能にも有効です。
シークワーサーには、レシチンが入っていることも忘れてはなりません。
レシチンは「脳の栄養素」とも呼ばれ、脳の神経伝達に必要な物質の材料になることから、記憶力をアップする効能があるとされています。
これらの作用から、レシチンには、認知症やアルツハイマー病の予防効果が期待できます。
レシチンはほかにも、動脈硬化を予防する効果、肝機能を高める働き、肌荒れやニキビ予防など様々効能があります。
様々な栄養を含むシークワーサーですが、実は「シークワーサー」という名前は、正式な名前ではありません。
シークワーサーは沖縄の方言での呼び名であり、正式な名前は「ヒラミレモン」と言います。ヒラミレモン…まったくピンとこない名前ですね。
しかし、今では正式な名前であるヒラミレモンよりも、シークワーサーの方が一般的に知られる名称になりました。
名前の持つイメージってとても強いですね。
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