マカの効果と効能についてお伝えしていきます。マカはアブラナ科の植物で、アミノ酸やカルシウム、鉄分といった栄養素をふんだんに根に蓄えています。
インカ帝国時代から、健康を促進させる働きがある生薬として重宝されてきました。
原産地であるペルーの政府は、マカを外貨獲得の資財とするため、生の状態で国外へ持ち出すことを禁止しています。
そのため日本では粉末などの加工品として輸入し、サプリなどとして販売されているのです。今回はそんなマカの効果と効能についてお伝えしていきます。
目次
マカの効果と効能 一覧
マカには必須アミノ酸のリジンやアスパラギン酸、アルギニンが含まれるています。
必須アミノ酸は体内で生成することができないため、食べ物やサプリなどで補うしか体内に取り込むことができません。
リジンには、疲労回復や集中力の向上、肝機能を高めるなどの効果や効能が期待できます。
アスパラギン酸には、リジンと同じように疲労回復のほか、利尿作用により体液のバランスを整える効能があります。
アルギニンは体内で生成が可能ではありますが、成長期やストレスの多い環境にある方などは不足しがちな成分です。血流改善や新陳代謝を高めるなどの効果や、免疫力を向上させる効能があるため、ストレスが多い現代社会では意識して摂りたい成分ですね。
年齢を重ねた女性にとって、大きな悩みとなる更年期障害。イライラや疲れ、のぼせ、冷え性など、さまざまな不調が訪れます。
更年期障害のさまざまな症状を緩和する成分として注目されているのが、マカに含まれるアルギニンです。
視床下部や下垂体の分泌を調整する効能があるとされ、ホルモンバランスが崩れることで起こる更年期障害に悩む人にとっては効果が期待できる成分です。
女性の不妊に対しては、マカは女性ホルモンの分泌を促進させる効能があり、生理不順の改善に有効と妊娠へのサポートが期待されています。
また、男性の不妊の改善では、マカに含まれるアルギニンや亜鉛が成長ホルモンの分泌を活性化させる効能や、精子の形成にも関わります。また、マカには全身の血流を促す働きがありますが、男性の下半身の血流も活発にすることもできるため、男性の性機能の改善や維持に効果が期待できます。
マカには女性にとってうれしい、美容効果が期待されています。
マカに含まれるアギニンやミネラルの亜鉛には成長ホルモンの分泌を促進させる働きがあります。また、マカは抗酸化力の強いビタミンEや、肌の新陳代謝に関わるビタミンB群も含まれています。
これら栄養素の相乗効果で、カラダや肌の老化を予防したり、肌のターンオーバーを促がすなどの効能を発揮し、美肌づくりや美容効果が期待されています。
女性ホルモンであるエストロゲンの減少は加齢だけでなく、ストレスや不規則な生活習慣などでも減少していきます。マカは女性ホルモンを分泌させ、ホルモンバランスを整えてくれます。
マカは「アンデスの女王」とも呼ばれるほど、豊富な栄養を持つ植物です。
マカを栽培した土地は、土壌の栄養分が吸収されてしまっているため、数年間はマカを育てることができなくなります。それだけ多くの栄養がマカに蓄えられているということです。
マカの主な栄養は炭水化物です。必須アミノ酸やアルギニン、ビタミンEやB郡と上記以外の栄養にも、アントシアニンやサポニン、ミネラルや食物繊維など、多くの成分を含んでいます。
これら多くの栄養素の相乗効果が、マカの効果や効能となって現れています。貧血や骨粗鬆症予防、免疫力の向上、また、血管の老化を防ぐ効能も期待できるので、冷え性の改善などにも役立つと期待されています。
精力増強や妊活などのイメージから、マカはバイアグラと比較されがちですが、効果としてはまったく異なるものです。
バイアグラは男性のED(勃起不全)治療薬として即効性のある医薬品ですが、マカに即効性はありません。
男性病理学の学術論文誌「Andrologia」の研究結果によると、服用してから2ヶ月目で性欲がアップする効能が認められるなど、継続して飲み続けることで自然に性欲が増す「精力増強」がマカの特徴です。
瞬発的な効能が欲しい場合には向きませんが、自然に活力を取り戻したい方や副作用などに不安がある方にはピッタリといえるでしょう。
男性だけでなく、女性にとっても強い味方となるマカ。適切な量を継続して摂取し、年齢に負けない元気な身体を手に入れましょう。
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