キヌアの栄養と効能について解説していきます。
スーパーフードとして注目されているキヌア。栄養価が高いキヌアは、セレブやモデルのみならずNASAも注目する食材です。
キヌアはスーパー穀物と呼ばれていますが、実は、キビやアワなどと同じ雑穀に分類されます。白米のような穀物ではなくヒユ科の植物のため、アカザやほうれん草の仲間です。
また、キヌアはグルテンを含まないため、グルテンアレルギーの方の小麦の代用品として活躍もしています。
今回は、そんな栄養価が高いキヌアの効能や効果の中でも、特に注目されている効能をご紹介します。
目次
キヌアの栄養と効能 一覧
キヌアには、体内で合成できない必須アミノ酸が全て含まれており、タンパク質も豊富で白米と比べると2倍もの量が含まれています。
アミノ酸は、血管や内臓・皮膚・筋肉などのもとになる、タンパク質を構成する栄養です。健康なカラダをつくりや維持をするのに大切な役割があります。
そのため、アミノ酸やタンパク質を豊富に含むキヌアには、丈夫なカラダや、きれいな肌・髪・爪などを作る効能があります
キヌアの栄養には、美肌に欠かせないビタミンB群やビタミンE、ビタミンDなどの栄養が含まれています。
これらビタミンは、美容効果がとても高くニキビや肌荒れを予防する効能があります。
また、キヌアのビタミンB群の中には、肌や毛根に栄養を与えるパントテン酸が含まれています。さらにコラーゲンの生成に欠かせないアミノ酸も含まれるため、より美肌効果がキヌアには期待されています。
キヌアの栄養には、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするフィトエストロゲンが含まれています。
そのため、フィトエストロゲンを含むキヌアには、更年期症状の改善や緩和の効能が期待されています。
また、キヌアはカルシウムやマグネシウム、リンなど、骨の形成に関わるミネラルも含むため、骨粗鬆症の予防にも効果があります。
キヌアは、グルテンフリーの食材です。GI値やGL値が低いため、血糖値の急な上昇を起こさせず、血糖値を長時間安定させる効能があります。
そのため、インスリンの分泌を抑えて脂肪の蓄積を防ぎ、肥満や糖尿病の予防につながります。
さらにキヌアは、第6の栄養素と呼ばれる食物繊維も含んでいます。食物繊維も血糖値の上昇を緩やかにして、腸の動きを良くする効能があります。そのため、便秘を改善し体内の老廃物を排出して、よりダイエット効果を高めることができます。
キヌアに含まれる脂質には、オレイン酸、リノレン酸などの不飽和脂肪酸が含まれます。
不飽和脂肪酸は、脂質ではありますが良質な脂質で、体脂肪になりにくい栄養です。そして血中の中性脂肪やLDLコレステロールを下げる働きがあります。
そのため、キヌアには動脈硬化や血栓、心筋梗塞など生活習慣病を予防する効能や効果があります。
キヌアは、スーパーフードの一種で「スーパー穀物」と呼ばれるほど栄養価が高い食材です。
キヌアと白米に含まれる栄養を比較すると、タンパク質2倍、良質な脂質(オレイン酸など)5倍、食物繊維8倍、カルシウム10倍、マグネシウム7倍、リン7倍、カリウム6倍、鉄8倍もの差があります。
その他の栄養には貧血予防の効能に有効な葉酸も含むので、キヌアは女性に強い味方の食材です。
乾燥状態のキヌアは100g中約370カロリーもありますが、吸水率が高く5倍も膨張します。そのため、乾燥状態の20gのキヌアを調理すると、100g程になるので、実際の摂取カロリーは100g中75カロリー程度ですみます。
白米やスープ・サラダなどに混ぜると、飽きずに続けて食べることができます。
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