塩レモンとは、ビンなどでレモンを塩漬けにして発酵させたものです。近年、女性を中心に注目を集めていますが、注目されているポイントが、「発酵されている」という点です。
レモンにもともと備わっているたんぱく質や糖質などの成分が発酵されることで、消化吸収されやすくなり、栄養が高くなります。
また、発酵させることで乳酸菌が豊富な状態になっていて、レモンの本来持っている効果がさらに高まります。
この記事では、このような特徴を持った塩レモンの効果と含まれている栄養、調理方法について広く紹介していきます。
目次
塩レモンの効果と栄養
塩レモンは甘酸っぱくてさわやかな香りを発していますが、その香りはレモンの皮に含まれているリモネンという成分によるものです。
リモネンは栄養というよりかは精油成分なのですが、ストレスを取り除くリラクゼーション効果をもたらすといわれています。アロマオイルなどにも使用されている天然の成分です。
ファイトケミカル成分の一種なので、カラダの基礎代謝を向上させてコレステロールを減らすを減らす働きを持っています。
コレステロールが減ると内臓脂肪を減少させる効果も期待できるため、ウエストが気になる人や生活習慣病対策をしたい人に打ってつけの食品です。
塩レモンにはビタミンCの栄養が豊富に含有されています。レモンのビタミンCは、特に皮の部分に多く含まれています。
そのため、調理で皮ごと使用する塩レモンはビタミンCも多く摂取することができます。
その効果としては肌を美しく保つ働きが期待できます。ビタミンCはメラニン色素の生成を阻止する役割を持つ栄養で、シミを薄くすることや、シミを予防するなどの効能が期待できます。
また、ビタミンCは免疫力を高める働きがあり、ウイルスからカラダを守って風邪を予防する効能も期待することができます。
レモンには酸味がありますが、この酸味はクエン酸によるものです。
人間は疲れたとき筋肉や肝臓に貯められている糖分を使ってエネルギー代謝を行います。
クエン酸を摂取すると、この失われた糖分を補給してくれます。つまり、クエン酸を摂取するとエネルギーが効率よく作られるようになり、疲労から早く回復するようになるということです。
また、クエン酸は疲労物質である乳酸を分解して乳酸がカラダの中に蓄積しないようにする効果もあります。
レモン塩に使用するレモンには、上記でお伝えした栄養や成分、また身体にもたらしてくれる効能の他にも、期待できることがたくさんあります。
そして、調理の際にも大いに活躍してくれます。ただ、調理にはどのように使ったらいいか迷うこともあるでしょう。
そういったときは、肉料理や魚料理がおすすめです。酸味が穏やかなので、酸っぱいものが苦手な人であっても、程好い酸味が効いて美味しく食べられる可能性があります。
また、塩レモンを下ごしらえのときに使うと魚や肉の臭みを消す効果もあります
さらに、お肉や魚の身が柔らかくなって食べやすくなります。このように、塩レモンは肉料理と魚料理にうってつけですので、是非参考にしてみてください。
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