名称 | ハタハタ | 分類 | ハタハタ科 |
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旬の時期 | 10~1月、山陰地方は3~5月ごろ | 主な産地 | 兵庫、秋田、鳥取など |
ハタハタの旬はおもに晩秋から冬の10~1月です。
ハタハタは旬2つあり、身が旬な時期と卵が旬の時期があります。
10~11月に沖合で獲れるハタハタは、産卵期を前に身肉に脂がのっている状態で、身の旬といえます。ほんのりと甘みのある美味しさを味わえますが、産卵期になると脂が減少し身の美味しさは落ちていきます。
そして、身の旬から卵の旬に移り変わるのが、11月末から1月。この時期に穫れるハタハタは、ブリコ(卵巣)を持っている雌がとれ、とろみのある卵が味わえるのです。
一方、鳥取など山陰では「シロハタ」と呼び珍重され、産卵前の脂がのった3~5月を旬としています。
そして、北日本では産卵のため沖合に来るころは雷がなる時期でもあるので「カミナリウオ」とも呼ばれるそうです。
ハタハタは秋田県の名産で有名でしたが、近年は秋田での漁獲量が減り、平成26年度では、兵庫、秋田、鳥取の順位となっています。
ハタハタは鱗が無く、身離れも良いので食べやすい魚で。塩焼き、鍋ものにしても美味です。
ハタハタを県の魚として指定している秋田県では、塩漬けにし発酵させて作る「しょっつる(塩汁)」という魚醤が有名です。
そして、このしょっつるを調味料にして作るしょっつる鍋は、簡単で絶品といわれ郷土料理となっています。