ホタテに含まれる栄養とその効能についてお伝えします。肉厚の身とプリプリッとした食感が特徴的なホタテ。
独特な甘みがあり、貝柱のソテーも美味しいですし、網焼きなんかも最高ですね。バターと醤油の相性もバツグンです。
また、乾燥させた貝柱はうまみが凝縮。そのままおつまみでつまんだり、中華スープに利用することもできます。
今回はそんなホタテの栄養と効能をご紹介します。今回、押さえておきたいポイントはたった3つ。これを機にホタテの魅力をぜひ堪能してみてください!
目次
ホタテの栄養と効能 一覧
ホタテにはタウリンが豊富に含まれています。タウリン、栄養ドリンクなんかで聞いたことがありますね。
タウリンとは、含硫アミノ酸から合成される成分で、肝臓の機能を高める効能があります。
また、交感神経を抑制する働きがあり、高血圧や脳卒中、心臓病などの予防にも効果的な栄養です。
ちなみに、ホタテのタウリンは牡蠣に次ぐ豊富な量で、その他あさりやしじみなど貝類に多く含まれています。
ホタテの栄養には、亜鉛も豊富に含まれています。
亜鉛はミネラルに分類される栄養の一種で、新陳代謝を促す効果があります。食べものの消化吸収に必要な酵素の成分にもなります。
また、味覚を正常に保つ効能もあり、舌の味蕾を作って味覚異常を予防する働きをします。
亜鉛は、別名「セックスミネラル」とも呼ばれ、生殖機能や性欲を正常に保つ効能もあります。
ビタミンB群であるビタミンB12、葉酸、鉄分が、ホタテの栄養には含まれています。
これら栄養には、貧血予防の効能があります。鉄分は血液の主成分であり、ビタミンB12は葉酸とともに正常な赤血球を作る造血作用があります。
この他の効能には、ビタミンB12は末梢神経を修復する働きが、葉酸には胎児の先天異常を予防する大切な働きがあります。
ビタミンB12はホタテ以外にも、シジミや牛レバーに、葉酸は鶏レバーや昆布に含まています。
ホタテはタンパク質も含む食品です。
さすがに、肉や魚に比べるとタンパク質含有量は劣りますが、ホタテは貴重なタンパク源です。
また、脂質は肉や魚に比べて低いのも嬉しいですね。ホタテはタンパク質を多めに含む低脂質の食品、ダイエット中の方にもおすすめです。
タンパク質は3大栄養素の一つです。エネルギー源になるほか、筋肉や臓器、皮膚、爪、髪などの材料となり、これらの働きを正常に保つ効能があります。
ホタテは、アミノ酸の一種であるグリシンも含みます。
グリシンには、睡眠の質を上げる効能がある成分として注目されているアミノ酸です。
スムーズな眠気を誘い深い睡眠をもたらすため、スッキリとした目覚めを迎えることができると期待さています。
グリシンは血管を拡張して深部体温を下げる作用があり、自然と眠りに入る準備をしてくれます。
また、グリシンはコラーゲンの構成する成分でもあるため、肌のハリや弾力などを保ち、関節痛の予防にも有効です。
グリシンは、エビやホタテなどの魚介類に含まれる甘みがある成分です。
ホタテは上記以外の栄養のみならず、うま味成分であるアスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、アラニン、イノシン酸などのアミノ酸が含まれています。
特に干した貝柱はうま味が凝縮し、うま味の塊といった状態になっています。乾燥ホタテや貝柱に白い粉のようなものが付くことがありますが、これがうま味成分の結晶です。
生食や焼き物、煮物やスープなど幅広く食べることができ、冷凍加工にもなっているので扱いすくなっています。
ホタテは天然と養殖がありますが、天然ものは自由に動き回るため身が締まっているそうです。ただ。どちらも劣らず美味しさがあります。ホタテは通年食べることができますが1月がおすすめです。これは産卵を迎えた身が厚みとうま味を増すためです。
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