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ウコンturmeric

ウコンにはどんな効果があるの?

ウコン

ウコンの効果と効能について解説していきます。ウコンといえば、多くの方が思い浮かべるのが「二日酔い対策」。

宴会シーズンのCMでよく耳にするウコンには有効成分であるクルクミンと精油が豊富に含まれており、二日酔い対策だけでなく、さまざまな健康効果をもたらしてくれます。

「お酒は飲まないからウコンは関係ない」ではもったいない!

飲む人も飲まない人も知っておきたい、ウコンの魅力をご紹介します。

抗酸化作用で美肌に!ウコンの豊富な効能に注目!

ウコンに含まれる「クルクミン」はポリフェノールの一種です。

クルクミンは老化を促す活性酸素を抑制したり、免疫機能を向上させたりする効能があり、生活習慣病の予防にも効果を発揮してくれる頼もしい存在です。

シミやくすみなどの肌の衰えは、活性酸素によってヒアルロン酸やコラーゲンが減少することで引き起こされるため、活性酸素を抑えることは美肌を手に入れるための第一歩となります。

クルクミンで胆汁を分泌!- コレステロール値を下げる効能

クルクミンには、胆汁の分泌を促す効能があります。

胆汁の分泌にはコレステロールを多く必要とするため、結果としてコレステロールの減少につながるのです。

また、コレステロール値を下げる効果から、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞の予防にも有効な効能をもっています。そして、胆汁の分泌が促進されることで、肝臓の解毒作用や肝臓の機能向上などの効能も期待されています。

また、コレステロールを減少させることで、血液の流れを良くすることができるため、血流の改善にも効果があります。

精油成分β-エレメンで鎮痙攣作用

ウコンに含まれる精油成分β-エレメンには、鎮痙作用があります。

β-エレメンは筋肉の痙攣を和らげる効能があるため、気管支、筋肉、内臓に起こる痙攣を抑制する働きがあります。

気管支喘息や胃腸痙攣などに悩む方には摂取していただきたい成分です。

食欲の増進にも - 消化不良を改善する効能

ウコンは、食欲の増進にも有効です。

唾液や胃液の分泌を促進する効能があるため、胃腸の調子を整え胃の粘膜を保護することが期待されており、慢性胃炎や十二指腸潰瘍の予防に効果があります。

そのため、胃の働きを活発にさせ、消化不良の改善や食欲増進にも効果があります。

また、お腹の調子を整える効能もあるため、便秘の解消にも効果があります。

春ウコンに秋ウコン!? ウコンは種類が豊富!

4種類のウコン

ウコンは数多くの種類がある植物で、日本では春ウコン(生薬名を姜黄キョウオウ)、秋ウコン(ウッチン)、紫ウコン(ガジュツ)、黒ウコンの4種類が一般的です。

特に秋ウコンはクルクミンを多く含むことから、二日酔い対策に効果的と言われています。オレンジ色が特徴でたくわんの色づけにも利用されています。

春ウコンはクルクミンの含有量こそ少ないものの、胆汁分泌促進効果のあるターメロンや胃腸薬や中枢興奮作用のあるカンファーなどの数多くの精油成分、そしてカルシウムや鉄分、マグネシウムといったミネラルも豊富に含まれています。

紫ウコンは紫色をしているのが特徴で、沖縄や屋久島で栽培されています。クルクミンは含まれていないそうですが、アントシアニンや炎症を抑える効能のあるアズレンを含みます。

黒ウコンは濃い紫色が特徴的で、アントシアニンやセレンなどの成分を含むため、滋養強壮効果に優れると言われています。

それぞれの用途に合わせて、うまく活用してみて下さい。

また、ウコンは油に溶けやすい特徴があり、粉末を水やお湯でといても粉っぽく沈殿します。調理する場合はまず油で炒めると、体内で吸収されやすくなります。

ウコンの注意点!過剰摂取に注意

ウコンに含まれるクルクミンは、一日の摂取目安が「30mg」とされています。肝機能の向上に効果や効能がありますが、長期間過剰に摂取したり、肝臓に障害がある方は、かえって肝臓に負担をかけてしまいます。

ウコンは鉄分を豊富に含みます。肝臓疾患(肝炎)の方は、鉄を排出しずらく肝臓に溜め込みすく、その結果、鉄過剰に陥りやすい状態です。健康のためと取っていても、摂りすぎればかえって肝臓の病気を悪化させる原因です。

ドリンクやサプリメントと、気軽に摂取しやすくなっていますが、用法容量はしっかりと守るようにしましょう。

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